展示会終了しました

昨日まで4日間、東御市というところで展示会を開いていました。
東御市って、まったく知らない土地だし、田中駅というあたりもどういう場所なのかわからなかったので、とにかくわからないことづくめの初めてのイベントでした。
やってみて、色々とわかることもあり、新しい発見もあり、楽しかったです。思ったよりも多くの人に来ていただきました。次回はこんな風にしようかな~とか、いまから考えたりしています。
4日間にお出でくださった皆さん、ありがとうございました。
追分の店は常時オープンではなく、不在の場合も多々ありますので、お出かけの際には事前にご連絡ください。


こんな感じのギャラリー。古い土蔵を改造したものらしいです。2階もあるのですが、今回は使いませんでした。


購入したままずっと読めずに置いてあった『脱出記~シベリアからインドまで歩いた男たち』、この4日間で読みました。期待にたがわず、大変よかった、読み応えのある1冊でした。第二次大戦中の実話です。
シベリアからインド、途方もない距離ですよね。いまの時代には考えられない。なんせ今は世界中どこに行っても携帯電話で誰かとつながっているのだろうし(そうじゃない人もいるけど・自分も)、ツイッターだの何だので、常に発信をし続ける人も多いですよね。「チベット入ったなう」的な・・・・・・(笑)そういう情報がすべて途絶した中で、1年あまりをかけてこの距離を、荷物も所持金もなく歩ききったというのがとにかくすごいです。どんな冒険も探検も、この人たちの前ではかすんで見える。
巻末で、この記録を記した(正確には口述筆記)人が、思いがけない「その後」をさらっと語っていて、その事実に深く打たれました。これほどの過酷な日々を共に助け合いながら乗り切った人々が、そうだったのか・・・・・・。これから読む人のために、それが何であるかは書きません。

自分も人生で一度だけ、地図上で自分の位置が特定できない数日間を過ごしたことがあります。それまで誰も公的には入ったことのないヒマラヤ山脈の懐の中、コンパスもなく、怪しげな1枚の地図があるだけで、その地図のどこに自分がいるのかわからなかった。村の名前も地図と実際に耳で聞く音は違っていたし、地形も地図とは大きく違うように自分には見えていました。自分は完全に進路を誤って捉えていて、あの時もし旅の行商人が道筋を示してくれなければ、まるっきり別の方へと進んでいて、目的地にはついぞたどり着くことはなかっただろうと思います。
今ならグーグルで詳細に辿れるのだろうし、現場でよくわからないけど衛星電話とか? そういうものを使えばきっと自分の所在地がわからないなんてことはないのでしょうね。これからたどる道筋も見ることが出来る。崖がある、川がある、峠がある、峠にはタルチョーがはためいている、そんなこともわかるんだろうなぁ。
そのひとつ前の時代に旅することができた。しみじみと喜ばしい。

雨が降らず、田んぼも干上がってましたので、慌てて水を入れました。
今日はダイコン、ハクサイ、コカブ、ミズナ、カラシナの種まき。ダイコンは2度目の追加まきです。
そろそろ藍の2番刈り、1号畑はいけそうな感じです。
ではまた