夜会も終わり、気がつけば年末ですね

東京で「夜会」を観てきました。11月に続いて2度目です。
今回もバスで佐久から新宿へ出て、赤坂見附のホテルに泊まって、赤坂ACTシアターに行ってきました。遠方からだと交通費・宿泊費もかかるから、やっぱり大きなイベントだなと思います。
ご一緒した近くの方と話していて笑っちゃったのですが、茨城空港から上海に往復するほうが、夜会に行くより安かったりする・・・・・・!

前回は2階から全体を眺め渡す感じで見ることができました。遠くてもちろん顔の表情などはわかりませんし、私などは役者さんが「誰?」「どっち?」って感じで区別がつかないくらいでしたけど、でも全体を把握するには遠くから見るのもとってもいいですね。
今回は同行の方が強運で取ってくれた1階席、しかもけっこう前のほうで真ん中若干右寄り。とてもいい席、いや、素晴らしすぎる、人生でこんな幸運があっていいのかというほどの席でした。最前列とかじゃないですよ、ないけど、今までのいちばん前が24列の私にとっては、1桁台の列というだけで大感激でした。
うん、よく見えた。みーさん近かった。生の声も聴こえた。せり上がりの「紅い河」は半ば放心したw 

今回近くでよく見えて解けた誤解がひとつ。
ホーチミンシティーのホテルで、何者かに侵入されそうになったみーさんが、防犯ベルを鳴らしてホテルの人を呼ぶというシーン。ようやく来てくれたホテルの人が、みーさんの近くで何かを踏み潰し、「これでオッケー?」という表情をして去っていく。私はその踏み潰しているものが、ゴキブリだと思い込んでいまして・・・。駆けつけてみたら日本人女性がぴーきゃー騒いでて、その足元にゴキブリ、こんなもんが怖いのかと踏み潰して「オッケー?」だと思ってた。そしたらそれは、鳴り止まない防犯ベルだった・・・・・・。

私のベストシーン
誰がなんと言おうと竹の村。
荷物を失い交通事故にあったみーさんを助けてくれた母娘が、「姉 妹に なるがいいでしょう  姉 妹に このままずっと」と歌うシーン。
とてもよかったな。
惜しむらくは・・・。歌っているのはみーさんじゃない・・・ってところだけど。
アジアをずっと旅行しているので、見慣れた風景、見慣れた設え、あの村この村、自分自身が助けられた記憶、そんな諸々が混じり合って。この美しさには泣ける。
それとこのシーンを支える女優さんがほんとによかったです。前回も書いた、竹を足でしごく人。みーさんが「鶺鴒」を歌っている間もこの人は竹作業をしているんだけど、みーさん見つつ、そっちも見つつ、って感じでした。あっぱれでございました。

本当のクライマックスは、もちろん最後にあるのですが、私はまだ波に乗り切れない感じですね・・・。
自分が拘泥しているものがいったい何なのか。
何が邪魔しているのか。
冬の間ゆっくり考えようと思います。
一粒でずーっと美味しい「夜会」、機会がありましたらぜひ一度。来年2月に大阪で13回公演があるそうです。

そうそう、今回、赤坂見附のアパホテルに泊まったのですが。見た晩は疲れたのでシャワーも浴びずに寝ることにして(悶々として眠れませんでしたがw)、翌朝シャワーを浴びようとしたら、お湯が出ない・・・・・・。まじかと思いながらフロントに電話すると、「別の部屋でシャワーだけ浴びてくれ」とのことで、お風呂セット持って別の階の部屋に行ってシャワーを浴びました。まるで「バストイレ共同」のゲストハウスに泊まっているかのような・・・。ここはサイゴンかよっ、と突っ込んでしまった。
東京でもこんなことがあるとは。
赤坂よ? 赤坂!
私ってよほど引きが強い・・・(変なのばっかり引き寄せる)

ではまた

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