ジャケット作ってみました

10月ですね~、ほんとに早いものです。
子どもの頃に感じていた「光陰矢の如し」と、今のそれとは、明らかに違うと思うんですよね。今は本当に実感してるもの。この実感は日に日に深まっていくのだろうなぁ。20年後とかになると、もう、振り返ったら1年経ってたとか、そんな感じなのかもね・・・・・・。
あなおそろし。

写真にするといまいちパッとしませんね・・・・・・。実物はもうちょっといいんだけどな(○○○○ ここに入る四文字熟語を当てよ)。

9日からタッサーシルクの展覧会をリンコル企画展示室で開催します。
その展示会で、ショール、ストール、生地のほかに、衣服も展示することにしているのですが、実はまだ、ほんの数えるほどしかできていないのです。
それで、今日作ったこのジャケットは、タッサーで作る前の試作品だったのですが、めげてしまった(笑)。衿の部分がえらく大変で、私の技術力ではちょっとね、微妙にツレてしまいました。もう1点縫ったらクリアできるかもしれませんが、それをやっている時間はないわけで。このパターン、今回はペンディングにします。

因みにこのジャケットの生地は、インドのサンガネールのブロックプリント。薄い薄いコットンです。ネットショップに出しているやつですわ。ボーダーの部分を前にもってきたら、結構いい感じです。また別のものを作ります。

昨夜、11号の原型を新しく作って、その原型から新しいもののパターンを起こしているところです。タッサーシルクの生地で作るもの用に。
何しろ特別な生地なので、ちょっとやそっとでは取り掛かれないです、さすがに。絶対に失敗したくないですし。
今、いろんな生地を仕事場に広げたり竿にかけたりして、何を作るか考え中。
シンプルなものにしたほうが危険は少ないなw


20年近く前に、中国雲南省のビルマ国境近くで、ぶらぶらしていた時にあった看板。「国境線、友人到此止歩」、早い話が「立ち入り禁止」看板ね。村の真ん中にボコンと立っていました。そこで村が終わっているなら私も立ち止まったでしょうが、ほんとに村の中で、その向こうの景色も道の両側も、そこまでとなんら変わらないのね。
もちろん進みましたよ。国境線、見てみたかったし。川がそうらしかったので、その川の写真でも撮ってみようかしら、くらいの軽い気持ちでした。だってほんとに、子どもは自転車で走り回ってるし、大人は鋤鍬持って行き来してるんだもん。
ちょっと行ったら、「ウェイウェイ」呼び止められて、振り返ったらちゃーんと国境警備兵が自転車で銃担いで手を振ってました。「行っちゃダメだよ、戻ってきて」と言われて戻った。逮捕も拘束もされません、もちろん。
しかし、どこで見張ってたんだろうか。民家と思い込んでいた茅葺の建物のどれかが、詰所だったのかな。
フジタの社員が撮ったってのも、せいぜいこの程度のものだったでしょうね。そもそも「立ち入り禁止」の看板を撮ったのなら、立ち入ってないじゃん。いや、そもそも、そんな写真なんか撮ってない、んじゃないかな。単に嵌められただけで。言いたいことは山ほどあるだろうに、気の毒な記者会見でした。

ではまた