雨になりました

♪口に出すことができない人生でも♪
いえ、何でもありません(笑)
現在、東京ではみーさまの実験劇場「夜会」が開催中。
今年のモチーフは「山椒大夫」だそうで、「難解」説が飛び交っております。
思わず、青空文庫で読み返しました。森鴎外。
母、愚かすぎです……(泣)
人生とはまこと、思うに任せぬものでございますな……
一度、夜会も見てみたいと思いつつ、今年も見送りです。
軽井沢は「東京24区」とか言う人もいるくらいなのですが、終演まで見ると多分、最終新幹線に間に合わない。とんだ24区だよ(笑)
終演後にビジネスホテルに一人で泊まるってのも、何だか物哀しくないですか?
軽井沢は夕方から雨。これから雪に変わるのでしょうか。
明日は晴れる予報です。
ではまた

『墨堤』 領家高子 など

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初めて目にした作家さんで、とりあえず借りてきたのがこれだったのですが、三部作の(2)だったらしいとわかり、ちょっとショックを受けております・・・。
それはともかくとして、非常によかった。
帯には「硬質な文体」とあるのですが、私は「硬質」とは感じなかったな、むしろ、やわらかで、しかしピンと背筋の伸びたしなやかさ、強さ、を感じました。
このところ読んだ小説の中では出色。文章がうつくしい。
どこか向田邦子を彷彿とさせられました。これは人によって感じ方がずいぶん違うかもしれませんが。
唯一、戸惑ったのは、長編小説と思って読み始めたら短編集? それぞれのつながりもないようだし・・・、と、途中まで「まったく関係のない短編のまとまり」のように読んでしまったこと。ただしこれは、三部作の二つ目ということで、読者は当然わかっているという前提があったのかもしれません。(それか私の読解力に問題があるのか・・・)
さっそく、三部作の前と後ろも読もうと思います。
夜、母親から電話で、「あんた今年はどっか行ったりしないでしょうね・・・」と。
今年って、あと半月あまりですな。はい、今年はどこも行きませんよ。でも年が明けたらタイ行きますけど。と答えると、
「だってあんた、世界中いろいろあるじゃないの、そんな時にも行くの・・・?」
一応、いつも私がうろついているインドとタイがやばい、ということは理解しているのだろうか、母は。
「んなこと言ったって、それが仕事なんだからねぇ・・・・・・」
「仕事ねぇ・・・・・・」
未だに母親にも疑われているらしい(笑)
しかし、こんなに長く自分の娘が人の道をはずれているのに、まだ心配なんですねぇ(確定申告にまた間に合わないとか、そっちが心配だったりして・笑)。
テロや天災に巻き込まれてしまったらもちろんお手上げですが、たとえばタイですべての空港が封鎖されてしまったりしても、虫のように(そうそう、♪疑わない虫、のように)じわじわと国境を越え、日本まで帰るタイプの女なのですが。
こんな女に誰がし・・・・・・・・・
自分でなりました。
本日の軽井沢、最低気温は氷点下9.5度。きましたね。
ではまた

ナナメ光線が突き刺さる・・・

冬になると太陽の位置がぐんと下がり、わが家の中にもさんさんと差し込むようになります。
それはひじょうにありがたいことなのですが、この光線が強すぎて、目が疲れることも。室内は明るいところと暗いところの差が大きくなるので、疲れるのかもしれません。
ナナメ光線で思い出すのは、仕事で行った南米の最南端パタゴニア。
ここはほんっとうに、太陽の光がナナメから差していて、白夜に近いからいつも何だか同じなんですよ。全部で10日いたかなぁ、という短い滞在でしたが、あのナナメの日差しは強烈に記憶に刻まれました。
目が疲れるのは、昨日から、ひとが書いた原稿をパソコンに移す作業を始めたせいもあります。これがかなり疲れるらしい・・・。やはりもう若くはないんですね。
ひと、というのは母親で。
どうもこう、人間というものは、年をとると自分史を書きたくなるものらしいです。で、彼女が書いた自分史を、校正して編集してくれと春から言われて預かっていたのですが、今年は自分の人生がぐちゃぐちゃに混乱してしまい、とてもひとさまの人生を開く気分にはならず、この年の瀬まで放置・・・。でも、年が明ければタイへ仕事に行かねばなりませんし、何よりこんな重いものを持って年を越したくはない。というわけで、ようやく重い重い腰を上げたというところです。
我が母ながら、字はうまい。ですから作業は楽なのですが、やはり画面と原稿用紙の往復は、目には辛いんですね。若いころは平気でしたが。
今日は午後、電話予約のお客様。
最初にしたおしゃべりのおかげで、12月は1割引というのをすっかり忘れてしまいました。まことに申し訳なく・・・。次回にサービスということで・・・・・・。
そうそう、タイは今まで空路陸路問わず、入国者に30日の滞在許可をくれていたのですが、陸路の入国は15日に短縮されたそうです。ということは、15日ごとにビザラン・・・? めんどくさっ。
首相府の占拠やら空港占拠やら、これだけ外国からの客人を減らす方向に行っているのに、さらにめんどくさくしてどうしようというのでしょうか、タイは。
そりゃぁ、陸路で出入国を繰り返すような人は、タイにとってあまりおいしい客ではないでしょうけれど。またちょっと、行く気が失せる、しかし行かないわけにはいかない・・・。
明日は最低気温マイナス9度の予報です。聞かなかったことにしましょう(笑)
そういえば今日の最高気温は5度以下。お客さんが国道を通過した午後1時過ぎに、1度の表示になっていたと聞きましたから、寒かったんですね、今日は。
ではまた

畑じまい

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友人から借りた管理機を使って、秋の畑起こし。
先日まいた腐葉土も鋤き込めました。
これで一安心。今年の仕事は終わりました。
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今すぐに何かを蒔いたり植えたりしたくなりそうな畑です。
これから冬越しをして、来春最初に食べるのは、残っている菜っ葉のトウになると思います。
今年はほとんど豆しか作らなかった畑です。
豆しか作っていないのに、イノシシに全滅させられてしまいました・・・。
人間の口に入ったのは、わずかのインゲンくらいのもので、枝豆もアズキもみーんなイノシシの口に。
カモシカとかも来ていたかも(春先はよく来ていました、つい何日か前も見かけたそうな)。
今年は人間(わたし)が休むことと、畑を休ませることと、2つの理由であまり稼動させませんでしたが、来年はまた色々と作りたいと、この時期は毎年思うのです。サカタのタネのカタログもこの時期に来る。非常にやる気をかきたてられ、様々な妄想もふくらむが、いざシーズンが始まるとグダグダになってしまうのが常。
さてどうなることか。
ともあれ、今年もお疲れ様でした、畑。
笙野 頼子の『愛別外猫雑記』を読みました。「タイムスリップ・コンビナート」という作品で芥川賞を取った、バリバリの、崇拝するっきゃない、絶滅寸前の、純文学作家。この人ほど自分を「純文学作家」と自負している作家も、今どき少ないのではないかと思います。
昔からよく読んでいて、『居場所もなかった』なんかはとても好き。ただ、このところ読んだものはどれも、熱すぎて回転早すぎて、純文学から遠く離れた身には途中脱落しそうになる。今回も何度か脱落して飛ばしました。
この人はとにかく闘う人だ。ずーっと「文学論争」なんていう不毛なことをやってるし(これは一応終わったみたい)、今は猫を媒介にして世界と闘っている。闘いながら疲れて、猫のウンコを片付けながら床に倒れ「死にたい」なんて呟いてしまう、そんな笙野さんが好きだ。ずっと応援する。脱落して飛ばしながらも(笑)
好天は今日までで、明日は雨になる予報です。
ではまた

本漬け

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本にどっぷり浸かっている、というわけではなく、野沢菜(野良小松菜入り)の本漬けです。
塩漬けにしてあったのを取り出して全部きれいに水洗いして、それからあらためて漬けました。
今日はてきとーに、黒砂糖とタカノツメと醤油と酢で。
重石をどかんと載せて、後はまた水が上がって全体ひたひたになるといいのですが、そうはならないような予感がしています。そしたら塩水とか入れちゃおうかな? もうほんと、てきとうです。
白菜も収穫しました。これは長期保存がきくので、今はお尻を干しています。
ゴマ病にもならず、若干小さめですが、うまくいきました。
これでもう畑はわずかの菜っ葉類とネギやらっきょうやらが残るばかり。今年も終わりですね。
タイの空港封鎖はひとまず終息。
ニコニコ「撤収」していく黄色シャツたちを見ながらふと思った。
1週間も空港を占拠して、数十万人の旅客に迷惑をかけ、個人・法人・国に莫大な損害を与えたこの人たち、責任者も含めて、何のお咎めもなしなんだ・・・・・・。
不思議、じゃないですか?
マイペンライ~、だから、これでいいのだろうか。タイだからね。
ではまた

店じまい作業つづきます

今日も晴れて日中の気温は9度近くまでいきました。
これで「あったかい」なぞと言っているのですから、もう私の中の「東京DNA」は失われたも同然・・・。
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商品をカバーするための大量のシーツを、少しずつ洗っていきます。
今年もごくろうさんどした。
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畑に腐葉土を入れています。
堆肥場に何年もほったらかしになっていたもので、既にすっかり「土」と化しています。腐葉土のふわふわ感はありませんが、でも、いい土だと思います。
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堆肥場。
マメな人は、毎年積んで、毎年出すのでしょうね。
ウチはこれ、3年熟成ものか、4年熟成ものか・・・。
しかもここ1~2年は落ち葉をほとんど入れず、野菜くずとか雑草とかを放り込むばかりでした。
今年はすこし落ち葉も入れようと思っています。
土作業は、夫の協力を得てしております。
「早くタイへ行け」と夫に言われるのですが、私がいるとこういう雑用を頼まれるから、でしょうか(笑)
行けと言われてもタイはまだ空港が・・・・・・。
と思っていたら、夜になって解除されそうとのニュースが入ってきました。それでも空港内の点検があるので、すぐには正常化されなさそうですね。
それにしても、反タクシン派の意向を汲みすぎな判決、これではタクシン派は納得できないでしょう。黄色シャツ(反タクシン)が去って、赤シャツ(タクシン)が来る、なんてことにならなきゃいいけど。
それにしても、タイ、これでいいのでしょうかねぇ・・・。
ではまた

店じまいいろいろ

師走に入り、寒さもぐんと増してきた軽井沢です。
共和国のブログに載せましたが、浅間も雪で真っ白です。寒い寒い。
よく晴れた本日は、店から衣類を下げて倉庫にしまいました。これで来春まで、衣類の出番はなしです。
布のほうは、12/23までは見られる状態になっています。こちらもその後、倉庫に入れてしまいます。
今日はそんなことで、店と自宅の往復作業でした。
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なかなか水が上がらない野沢菜。大丈夫か。
今日すこし塩水を入れてみましたが、ひじょうに不安です。
明日かあさってには、本漬けにしてしまいますー。
これでいいのだろうか・・・・・・。
ウメも思案顔。
まだ収まらないタイの空港封鎖事件。
国内の政治的なことはよくわからないのですが、空港は本当にまずいですよね。せっかくタイに来てくれた人たちを、「二度と来るか」と思わせて帰すのは、どう考えても得策ではありません。空輸される荷物も溜まる一方で、その損失ははかりしれません。何より観光も重要な産業の国ですからね。
やっている人々の大半は、実は支給されるタダ飯と日当目当ての無関係な人という情報もあります。実際、飲み物食べ物に加えて衣類まで、無料で支給しているとの報道が。
自分たちがしていることが、今後自分たちの生活をさらに困窮に向かわせることだと・・・・・・、んなこと考えちゃいないか、いるわけない。
今度ばかりは、「マイペンライ~」と笑ってすますわけにはいかなくなりそうです。
早く落ち着くといいですね。
王様の誕生日まであと4日・・・。
ではまた