畑じまい

20081204-s-R0011581.jpg
友人から借りた管理機を使って、秋の畑起こし。
先日まいた腐葉土も鋤き込めました。
これで一安心。今年の仕事は終わりました。
20081204-s-R0011583.jpg
今すぐに何かを蒔いたり植えたりしたくなりそうな畑です。
これから冬越しをして、来春最初に食べるのは、残っている菜っ葉のトウになると思います。
今年はほとんど豆しか作らなかった畑です。
豆しか作っていないのに、イノシシに全滅させられてしまいました・・・。
人間の口に入ったのは、わずかのインゲンくらいのもので、枝豆もアズキもみーんなイノシシの口に。
カモシカとかも来ていたかも(春先はよく来ていました、つい何日か前も見かけたそうな)。
今年は人間(わたし)が休むことと、畑を休ませることと、2つの理由であまり稼動させませんでしたが、来年はまた色々と作りたいと、この時期は毎年思うのです。サカタのタネのカタログもこの時期に来る。非常にやる気をかきたてられ、様々な妄想もふくらむが、いざシーズンが始まるとグダグダになってしまうのが常。
さてどうなることか。
ともあれ、今年もお疲れ様でした、畑。
笙野 頼子の『愛別外猫雑記』を読みました。「タイムスリップ・コンビナート」という作品で芥川賞を取った、バリバリの、崇拝するっきゃない、絶滅寸前の、純文学作家。この人ほど自分を「純文学作家」と自負している作家も、今どき少ないのではないかと思います。
昔からよく読んでいて、『居場所もなかった』なんかはとても好き。ただ、このところ読んだものはどれも、熱すぎて回転早すぎて、純文学から遠く離れた身には途中脱落しそうになる。今回も何度か脱落して飛ばしました。
この人はとにかく闘う人だ。ずーっと「文学論争」なんていう不毛なことをやってるし(これは一応終わったみたい)、今は猫を媒介にして世界と闘っている。闘いながら疲れて、猫のウンコを片付けながら床に倒れ「死にたい」なんて呟いてしまう、そんな笙野さんが好きだ。ずっと応援する。脱落して飛ばしながらも(笑)
好天は今日までで、明日は雨になる予報です。
ではまた