連休はじまりました!

とは言っても、あまり変化のないヒマラヤハウス周辺地域です。
毎年のことなので、もうちっとも驚きません(笑)。
ここに来てすぐの頃は、ニュースで旧軽井沢の人込みなどを見ると、焦燥めいたものを感じたりしたものでした。それも今は昔・・・・・・。
そう。
違うんです。
ここは軽井沢ではない。
住所としては軽井沢町だけど、決して観光地ではない、のです。
そして私たちも、決して観光客としてのお客さんの人出を望んでいるわけではない、のです。
などと思いつつ、今日はダーダーとミシンを踏みまくり、簡単なスカートを2枚縫ってここ数日のストレスを発散しました。
直線縫いって、なんて素敵なの!
ゴムウエストのスカート、ばんざい!
いまさらですが、手織りの布を活かそうと思ったら、この形がいちばんいいのですよね。いろいろ手を加えなくても十分かわいいし、素敵。
ただ、シルクと、手織りではない布については、ちょっと違いますが・・・。
ところで、
「なんで服を縫い始めたんですか?」
とあちこちで聞かれますので、正直に告白しておきますと、
「そこに布があるから」
なんです。
私は昔から布が好きでした。この仕事を始めるはるか以前から、旅に出るとなんとなく布を買っていました。服は興味ないんです、昔っから。
で、なんとなくこの仕事を始めて、布を大量に買うようになり、それだけでは商売として難しいので服も買うようになりました。
でも、自分としてはやっぱり、布を買いたいんです。
しかし、ここで大きな問題が。
当店にいらっしゃるお客さんのほとんどは、布より服を選ばれるんです。もちろん、ショールや装飾品としての布は別ですが、服地としてウチが入れている布は、正直、あまり売れていきません。
売れなければ、次が買えません。
どうすれば布地がさばけるのでしょう。冬になれば誰も訪れないこの場所で。
「わかった、自分が自分の店で買えばいいんじゃん!」
これをコペルニクス的発想の転換と呼ぶべきか。
それとも、バカの空回りと呼ぶべきか。
いささか悩むところではありますが。
ともかく、このようにして、自分で自分の店の在庫を減らせば、また布が買えるにちがいない、という答えに行き着いたので、せっせとミシンに向かっている毎日なのです。梅雨に入ったらまたインドシナへの仕入れが待っていますから!
ではまた