カラカラ天気

軽井沢も時々うっすらと雪が降る程度でカラカラです。庭の車が通る部分なんかは砂漠みたいになってます。雪が溶けておしるこ状になるのと、どっちもどっちですが・・・。
今日は強い風が吹いていて、畑の土も舞い上げられていました。

でも今夜から明日にかけては、雪マークがびっしり並んでいたので、かなり降りそうですわん。

 砂上  桜木紫乃   えらい小さな画像でした^^;

久々の桜木さん。ちょっと今までのものとは色が違う。
よい小説だと思ったけどamazonの評価が低くてびっくり。おもしろい小説を読みたいと思って手に取った人には、おもしろくねぇと思われて終わりなんだな。まぁ確かに、主人公も脇役たちもぼんやりとした北国特有の曇天の下にいる灰色の像って感じではあるが、それこそがこの小説の核だと思うし。
書かれる意味も読む意味もある。得るものがたくさんあった小説でした。
☆4.5 しかし主体性主体性ってあなた・・・、きっついねぇ^^;

少し前に芥川賞と直木賞の発表があり、芥川賞は当日の朝にテレビに出てた人が文春から出してるし鉄板なのかと思いきや、ぜんぜん別の人たちのダブル受賞でしたね。直木賞は昨年私も読んだ『宝島』真藤順丈氏に。ほぉ。
いや私は垣根涼介(こちらも昨年読んだ『信長の原理』)が取ると思ってたので。真藤さん1回めで取るとはちょっと意外だった、小説の面白さに異論はない。それか伏兵で森見登美彦がついに? 文春だしね? って思ってましたの。ただ悪いんだけど森見さんは直木賞って感じがしないんだなぁ。万人受けはしない気がする、かく言う私も苦手なところがある。尤も垣根さんもね、『ワイルド・ソウル』でがつんと取ってほしかったかな。その時にたまたまいい小説が競合することもあるし、なんつうか荒川静香っつうか、漁夫の利みたいなこともあるだろうし。前回前々回にノミネートされてればぶっちぎりで取ったんじゃないかな。ほんと運もありますね。

今年もよい小説にたくさん出合いたいものでございます。
では。

 

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