同じカディの生地から作った2点です。
さらっとしたカディです。比較的強撚糸ではないかと思います。ハリがあるというよりも、肌離れがいいというか。そんな感じの木綿。
同じカディでも、本当にいろいろな質感があると、裁断する度、縫製する度、アイロンをかける度に思います。
昨夜からの雨は朝には止んで、気温も上がりました。
枝垂れ桜もだいぶ散ってきた、ヤマザクラの潔さには負けるけど。ヤマザクラはほんとになんてあっけないんだと、毎年思います。
あっけないといえば、今日5月3日は毎年書いている高橋和巳の命日です。憲法記念日に亡くなったので覚えやすいですね。彼を一生懸命解読しようとしていた頃から30年以上が過ぎ去り、39で逝った彼の年齢をとうに越えて私だけが馬齢を重ねているなと思います・・・。
こんな人ね。京大かな、後ろにアジ看がある
学生運動さえなければ、あんなに早く逝くことはなかったと思う、本当につくづく思う。
そして学生運動なんてものがあったとしても、もうちょっと上手に波乗りして適当にちょちょいのちょい、って生きられる人だったら・・・。
そういう人じゃなかった高橋だから好きだったんだけど。
あ~、今日は命日だなー。って思い出して、なんとなく聴きたくなって久しぶりに聴きました。フェイ・ウォンの但願人長久。
元は蘇東坡という人の詞(水調歌頭というもののひとつ)だそうで。高橋は中国文学者だったので、こんな詞はすぐに訳せたというか自分のもののように読み感じることができたんだろうな。
月を愛でながら故郷とかいろんなことを思う、的な詞(適当すぎる!)です。中秋に大酒かっくらって作ってみたそうな。
因みにタイトルは「ただ人の長久なるを願う」って意味(直訳すぎるか。
置いておきますね。もしかするとバカでかい音かもしれないので小心!
ほんとにバカでかいかもなので、先に右下でボリュームバーを下げまくってやってください。