夜になって雨です

今日も暑かったですね。軽井沢も29度でした。
この暑さに野菜たちの成育もぐっと加速してきて、キュウリの収穫がだいぶ順調になってきました。今とっているのは、株で買った1株と、種から育てた西側の畝の分。えっとこいつは、「れんせい」の方かな? 多分そうです。「北進」もぼちぼちとれそうです。
ズッキーニは相変わらず花から腐ることが多く、どうもウチでは育てるに難しい野菜です。そもそもこれ、無理のある育ち方しますよね。
トマト、ミニトマト群にやはり病気が忍び寄っているので、ベンレート2000倍を散布。これは殺菌のクスリです。でも、ウイルス性だったらダメなんですよね、たぶん。下葉をだいぶ取りました。もちこたえてくれるといいのですが。
エンドウが収穫のピークです。やわらかそうなのはそのまま茹でて、あるいは炒めて食べますが、だいぶ実が太っちゃって鞘が固くなったのは、実を取り出してご飯と一緒に炊いてみました。甘くておいしかったです。これは放っておくとグリーンピースになるんだろうか? と悩んでいましたが、違うかもしれないけど、これはこれでいいじゃん、って感じです。
バラにまた黒星病が蔓延しつつあるので、葉っぱを取って、ベンレートを散布。
夜になって雨になりました。こりゃ慈雨ですな。がんばって降ってくれー。
下のほうでコメントやりとりしてるんですけど、没関系さんのコメントを見て、作家の名前を間違えたかと焦り、数年ぶりに全集を引っ張り出して開きました。背表紙の文字だと、達筆すぎて判読できず・・・(笑)。あー、でも久しぶりに全集を開いて、懐かしいやらうれしいやら、変な気分でした。
高橋和巳全集、全20巻。大学に入った夏にバイトして、神田神保町の古本屋で4万7千円で買ったんでした。どうやって持って帰ったんだろう、原付で行ったんだろうか? 足の間に挟んで走ることくらい、当時の私ならやったでしょうな。
私は大学入るときにすでに卒論を決めていたという、おかしな学生でして。しかも「そんな左翼的な作家の卒論は認めない」と、3年のときに教授に罵倒されてるし。行く大学を間違えましたよねー、完全に。こんな私を4年のときに拾ってくれる教授がいて、本当にたすかりました。でなきゃ私、卒業できなかったよ・・・。
高橋和巳のことを考えると、むずかしいこと、めんどくさいことを考えなくなった自分に思いが至り、複雑な気持ちになります。思想なんて言葉が死語になった(であろう)現在です。
サッカー・ワールドカップで惨敗した日本選手について、誰かが「誰がかつてのカズやゴンのように闘魂あふれるプレーをしていたのか!」と嘆いていたけれど、今の作家さんたちを見るに、誰が高橋和巳のように、自分の肉体に釘を打ち込むようにして言葉を刻んでいるだろうかと、考えてしまいます(えらそうですみません。それに自分も、そのようには言葉を書いていません)。
私も思想なんてものから遠く離れてしまい(えーと、もともと向いてなかったと思いますけど)、ただ日々を生きているだけなのですが、それでも高橋和巳がギリギリのところで吐いた「信義を守れ!」という言葉だけは、忘れずにいたいなと思っています。
連休ですが、明日は夕方からお天気崩れそうですね。暑さも一段落かな? では。