団地から戻り畑仕事

今週は西湘の団地に行ってきた。
月曜日に出かけて到着、火曜日は私の同級生が遊びに来てくれてお喋り、水曜日は私のおばのところに出かけてお喋り、木曜日は梅の子どもたちの顔を見に出かけてこれまたお喋り、最後金曜日は海近の義兄のところに寄ってお喋り(私は基本おとなしくしていますが)。と、たいへん忙しい1週間だった。

おばは昨年道を歩いていて車に突っ込まれ、大けがを負いながらも九死に一生を得た。骨盤や肋骨、腕など複数個所を骨折し、入院から1か月後の転院の時には寝たきりだったとか。その後歩けるまでには回復したということは聞いていたのだけれど、マンションの駐車場で迷っていたところに現れたおばはなんと小走りに走っており、車の中で「あ、おばさんだ」「そんなわけないだろ別人!」「おばさんだってば」「走ってるわけないだろ!」的会話が交わされた。
ほんとうに強い人で、驚異のリハビリパワーでここまで回復した。あらゆる意味で見習わなければならない人だと、あらためて尊敬の念を強くした。
遅まきながらお見舞い(ではなくなっていたが)できてよかった。

義兄は変わらず畑仕事に邁進しているようで、「じゃがいも掘ったから」「今朝とったキャベツ」と、色々といただいてきた。じゃがいもがもう掘れるとはびっくりだ。ほんとにびっくり。緻密でなければ成り立たない仕事を長年してきた人なので、きっと畑もすごくきちんと管理されているのだと思う。うちとは大違い(^^;

今日は午後から雨の予報だったので午前中にせっせと畑仕事。夏野菜を植えてビニールで囲った(囲ったのは夫)。私は畝を作ってとうもろこしと枝豆の種を蒔いたり、ほかにもほうれん草などの種まき。草ぼうぼうなのを削って片付けたり。なんてことをした。夫は昨年とって冬を越して芽が出てしまった小さいじゃがいもをせっせと植えていた。
午後になって予報通り雨になった。よしよし。

 『ラン』 森絵都
マラソンの話かと読み始め、自転車が出てきたので自転車に燃える人の話かと思ったらぜんぜん違う方向に連れて行かれるおもしろい小説だった。
☆3.5 人は溶けて輪郭がなくなっていく、そうかもしれないなと思った

 『愛なき世界』 三浦しをん
植物学にのめりこむ研究者たちの話。ほんわかストーリー。実験やその結果?みたいな部分はちょっと細かすぎて読み飛ばしたが、おもしろかった
☆4 彼の思いはいつか報われる時がくるのだろうか……

 『光のとこにいてね』 一穂ミチ
初めて読む作家だと思う。読み始めて「う、嫌ミスってやつ?」と思ったがそうではなくて、そうかーそういうこともあるだろうなー、と思う小説だった。なんのこっちゃ。
☆3.5 最後もまぁそれでいいんだろうな(さらになんのこっちゃ)

今朝、大谷選手の試合がつまらないので地デジにしたところ、海外に出かけて行って何かするというのを立て続けに2つ見た。片方は忘れた、片方はバンコクだった。以前は当たり前のことだったがこの3年はそういうことがまるでなかったのだとあらためて。正常な状態に戻りつつあるのはよいことだ。長くかかった。
ただまぁ円安と、日本の景気がさほどよくないことで、まだ海外に出て行く人はコロナ前と同列にまでは戻らないらしい。各国の物価はどんどん上がっており、私のような昭和から平成にかけてのバックパッカーの脳に刷り込まれている「安いアジアを長く旅する」ことはもう難しくなるのだろうと思う。
それでも行きたいところには行けるように、病気も含めいい方向に行ってくれたらいいなと願うばかり。

ではまた