散歩6000歩

今日はちょっと寒いかも、と薄手のダウンを着て出かけたら、帰りは汗かいた(^^;
来週はかなり気温が下がりそうで、軽井沢は氷点下14℃などの予報。そういう日は当然、最高気温も氷点下5℃くらいだったりする。札幌で最高気温が氷点下10℃予想の日があって、これはさすがにすごいなぁと、あまり見た記憶がない数字だなと思った。

肩の注射と鎮痛剤が少し効いているのか、痛みが若干減っているような気がする。せめて現状維持でいきたいな。

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 『燕は戻ってこない』 桐野夏生
何か賞を取ってるんですな、毎日芸術賞か……(知らんが)。
分厚いけれども行間が広めだから、厚さから感じるほどの文字数ではない。
読んだは読んだが……。生殖医療についての話だった。
☆2 不快感しか残らなかった

大きくて重たいテーマだということはよくわかるけど。出てくる人間が極端すぎるし主人公は股開きすぎだし唯一まともな人物として描かれているのであろう女も「こんなやついるかよ」と思う(こんな設定にする必要があるのかどうかがそもそも疑問)し。自分にはまったくよさが感じられなかった。
ディストピアも、嫌すぎる人間たちも、今の自分にはのうさんきゅうなんだな。

時系列的には↓を先に読んで、↑があとだったんだけど。

 『箱庭の巡礼者たち』 恒川光太郎
これがまた傑作で。
洪水の後に子供が拾った空き箱は、蓋を開けると中に箱庭の世界が広がっていて、そこには国があり町があり人がいて……。というところから始まっていく話で、やがて舞台は箱庭の外から中へと移り、時空を超えて広がりそしてつながっていく……。
☆4.5 恒川光太郎ここにあり、ですわ

これはたぶんファンタジー小説。上の小説の対極にあるようなものなんだけど。不思議なことにこちらの方がはるかにリアルに心に刺さる。

作家は構想力や想像力をフル回転させて小説を書くのだと思う。もちろん取材もするだろうが、それだけでは書けないだろう。
女性の貧困、非正規の貧困、親ガチャ、みたいな社会問題的題材を書かせたら桐野夏生はたしかにうまいと思うし、問題提起できるという点では頭一つ抜け出した作家なのだと思う。

ただ、うーん、難しいが。
現実を書けばいいというものではない、というかそういうものではもう自分は満足できないし楽しめもしないのかな、と思う。人の琴線に触れる言葉、文章、作品、というのは、百人いれば百通りある。今の自分には桐野は違う、特にこの小説は嫌がらせが過ぎた(ように感じた)、ということかと思う。

順番逆にして読めばよかった……。

ではまた