また海へ

また団地にやって来た。今日はよく晴れて穏やかだった。海も凪いでいるように見える。
軽井沢も冬の晴天率は高い方で、ほかの場所で一緒くたに言われる「長野」の天気とはかなり違う。が、晴れても風景は厳しく寂しい感じだ。それがよいと思う時もあるし、正直しんどい時もある。今は時々こうして違う場所に来られて、幸せだなと思う。

今日は一年の決算に向けての事務仕事。一時期できずに溜めていた帳簿の整理など。昨年に比べると件数がずっと少なく、意外と楽に終わった。
色々あるけど……。
来年もまたがんばろう。

 

 『つみびと』 山田詠美
大阪であった幼児二人置き去り死事件を小説化したものだった。
こういう話はつらい。
ただ、原因がなくて結果はないんだな、この母親にもどうしようもない事情があったんだ、ということは深く理解した。
☆4 でもとにかくつらいや

「あそこの子と遊んじゃだめ」と、子供のころに言われたりすることがあるとよく言われる。私自身は記憶にないが、実際問題として親としては、子供によくない影響がありそうな家庭の子に近づけたくない、というのは差別とか偏見とかそういうものを横に置いて、心情としてあるのだろうと思う。そしてそれは正しい場合が多いのかもしれない。
最近起きた事件なんかもそうだけど、やばい相手に出会わず生きられたら幸運なんじゃないかとすら思う。

関係ないが初めてまともに読んだ山田詠美のような気がする。

 『楽園の真下』 萩原浩
昆虫パニックホラーだった。
表紙で気付けって感じだが。もうちょっと楽しい話かと。
ひたすら気持ち悪かった。
☆3 気持ち悪いし話もほぼこの手の小説のパターン通りだった

ではまた