3連休は前半2日はしっかり雨、最終日のみ晴れ。雨の日は特に何もする気にならず。晴れてもならず(^^;
今日も20分前には着くように出かけ、すたすたと病院の玄関を通ろうとしたところ、体温チェックウーマンにストップをかけられる。
「あの、マスクを、お願いします!」
なんと、マスクを持たずに(着けずに)車から降り、すたすたと歩いて玄関入ろうとしていたわけ。速攻で外に出て夫に電話、楽天電話バカだから通じない、ライン電話でつながり、近くまで来てもらって受け取る。
「すいません、3連休ですっかりボケました」
と体温チェックウーマンに許しを請い、中に入る。
放射線科まで行くと、私の前の高齢ご婦人ご一行様がいて、そうかあの日だけ予約時間を変えたんだなと。それでも粛々と順番は進み、予約時間に遅れること3分ほどで私が呼ばれた。
朝から頭痛がしていたので、今日はちょっときつい感じだった。
買い物して帰宅。
日が落ちてから山道の散歩。
何だかんだと通っている放射線治療も最終週。競馬で言えば第4コーナーを回って「さぁ~誰が来る???」とみんなが目を凝らすあたり。
野球で言えば9回の攻防かと。
まぁ何だかんだと色々とあるわけはあるわけだが、案外標準的な経過を辿っている気がする。特に悪くもないし、特によいわけでもない。ほんと普通。多分だけど。
明日は放射線科ドクター診察。照射中ではこれが最後か、最終日にも会うのかな、それはわからんけど。薬を出してもらわないと! まぁドクターが忘れることはないと思うけどね。
『やさしい猫』 中島京子
外国人の不法滞在者とその日本人家族の話。入管の非人道的なありようについては最近大きな事件もあり、多くの人が知ることとなったけれども、そういう話だった。主人公をスリランカ人にしたのも、この事件あってのことではないかと思ったりもする。ちらりとあざとさが見え隠れする気がした。
☆3.5 ちょっと曰く言い難いものが残った
人には先入観というものがあって、日本人だけではなくどこの国の人でも、相手の人の国籍によって態度を変えることはよくある。たとえばこの本の主人公、日本人からは悪い印象が少ないと思われるスリランカ人にしているわけだが、イラン人、パキスタン人、この辺りになるとまた読む方のイメージも変わると思う。とてもいい話だったとは思うんだけど、そのへんのちょっと微妙なもの、突っ込んで言えばその国籍決定のところであなたにも、そうでなければならない理由があったよね、と思ってしまうところがあった。
母国以外の国に行く、滞在する、ことについては、大変な緊張感と慎重さが求められると思う。母国ではないのだから! その国の法律を守るとか、絶対にオーバーステイしないようにするとか、そういうのは当然のことだ。
私の見方が厳しすぎるのか、とにかく、オーバーステイしないようにすることが第一であって、それ以外のことを優先順位の上位にする時点でもう間違っているとしか言えない。不法にならないために何をすべきか、どうすべきか、そのへんは今の時代、同国人コミュニティのようなところで周知されていないのかな、と思った。
自分自身が「ガイジン」になることも多い私は国籍差別意識が比較的小さい方だと思うが、これから日本はどんどん外国人に門戸を開き、住んでもらい働いてもらい税金を払ってもらう、そうならなければ成り立たなくなる。それなのに日本の法律はよろしくないと思う。おそらく白人なら許されることが有色人なら許されないとか、日常的にあるだろうと思うし。
そういうことを色々考えるきっかけになったので、読んでよかった。
ではまた