5100歩くらい

ちょっといつもの道からずれて遠回りをして買い物に行ってみた。色んな道があり、それぞれが上ったり下がったりなので面白い。すぐ近くなのに行けない場所があったり、ここ下りられればすぐなのにという場所はただただ斜面で道がないとか。まだまだあちこち歩いてみたい。

ランタン谷トレッキング1

ランタン谷トレッキング2

ネパールのトレッキングルートはあちこち行ったが、ランタンにも3回入っている。1988年、1990年、1999年頃(仕事)の3回。3回目は正確にはいつだったんだろう? この頃、としか記憶していないことに驚く。
今では車道が延びて、前世紀とはルートも変わっているらしい。日程的にはもちろん短縮されているだろう。カトマンズからバス(または車)で行けるトレッキングコースだがどちらかと言うと人気は今ひとつ。誰もが一生に一度であればエベレスト街道を選ぶだろうし、2度目であればアンナプルナに行くだろうから。ランタンを選ぶのは3度目の人か(笑)、もしくは日程が少なくて仕方なく、の場合が多いかな。谷が多く、驚くような絶景もないような気がする。都市に近い分、今一つ人が好きになれなかった記憶がある。

この辺りの地図を見ていると、やっぱどっか行きたいな~となるのだが、ネパールヒマラヤはもう難しいかな。メインや準メインのコース以外でとなると、大掛かりになったりしそうでそれは面倒で嫌だ。グレートヒマラヤントレイルの、あまり人気がないと思われるロウワールートなら、村から村を辿りながら行けるかもしれないけど……。

などと思う今日この頃。

 

 『ゆずこの形見』 伊藤たかみ
夫と幼い子を残して情夫と一緒にいる時に死んだ妻が冷凍庫の中に残したたくさんの総菜とカニ。夫は必死で子育てをしつつ、妻の不倫相手に復讐をすべきか否か考え続け、出した答えが……。という話(どういう話だ)。
起承転結がある話ではなく、人生のどこかを切り取ったらこうだった、というような。ペーソスのある小説ということになるんかな。そういやペーソスという言葉自体最近は聞かないような(文芸誌とか読んでないからあれだけど)。
☆3.5 特にどうってことはないけどおもしろい

 『展望塔のラプンツェル』 宇佐美まこと
初めて読む作家。最近ネットの読書サイトで名前を知った。上の小説が突き出しのほうれんそうのお浸しだとすると、これは火鍋って感じ。日本向けにマイルドにされた偽火鍋じゃなく、10m離れても目が開けていられないくらい痛い本物の四川の火鍋。児童虐待、育児放棄、不妊、と幾つかのストーリーが組み合わさり、特に児童虐待は酷すぎて読むのが嫌になるくらいなのだが、先が気になってどんどん読んでしまう。最後に時系列が一気に整理され収斂されていくところは見事だった。見事にだまされた。
☆4 他にも読んでみたい

ではまた

 

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