モバスイ引っ越し

モバイルsuicaを以前使っていて、スマホを替えたので引っ越しをしなければならなかったのだが、めんどくさいのと使う機会が皆無なので先延ばしにしていた。近々都内に行く用事ができたので、重い腰を上げて作業。
古い方の機種で設定して~、「アプリ更新しろ!」
おさいふケータイという別のアプリも「更新!」
と言われて一生懸命遅いwifiで更新。
新しい機種にもそれぞれアプリを入れて、引っ越し。
ここまではまぁ普通、時間がかかっただけ。
その後、チャージか~、コンビニ遠いしめんどくさいな、クレジットカードから出来るようにするか、と思ったのがややこしさへの入り口で、3Dセキュア対応カード以外ダメ、となっているのだが、それって何? の世界で。検索するとやたら楽天が出てくるけど楽天は嫌いなのでできればヤフーで、と色々調べた結果、自分のカードにはもうそれが設定されていたというオチだった。
無事にその設定もして、wifi が遅いので不安だったけどチャージも試しにしてみて、何とか成功。よかった。

あとはスマホを落としたりせずに改札でタッチしなければ。ちょっと不安。

過去の旅。
一昨日既にアップしていたのだけど、その後、過去に書いたものの文字化けを直すことができ、一部復旧できたのでそっくり書き直してます。自分の記憶違いも色々あって、そのへんも修正しました。

ペリチェからトゥクラ

トゥクラからロブチェ

 

 『類』 朝井まかて

柴田錬三郎賞受賞作。文豪森鴎外の末子、森類という人物の生涯が描かれている。森鴎外には娘に茉莉さん、杏奴さん(ここにもアンヌさん!)、と二人の著述家がいたことは記憶にあったけれど、類さんという末っ子の男の子がいたことは知らなかった。
超格差社会であった時代、森家は裕福そのものの暮らしをしている。女中がいる生活。子どもたちは自由奔放に育つ。鴎外も子煩悩。海外留学も楽しむ。鴎外の遺産があれば一生生活には困らないはずだったのが、戦争、敗戦によって、生活する術を持たない、そもそも「働くから生活が成り立つ」ということを理解しない子どもたちが社会に放り出され……。
☆ こういう階層が存在したのだなぁとつくづく思った

今も富豪はいるけれど、この時代のような格式のある富豪、っているかなぁ。
つくづく生活力がなく、奥さんが駆けずり回り着物を質に入れて必死に作ったお金を、自分一人が平気で喫茶店でアイスクリームなんぞ食って使ってしまうバカボン。究極のバカボンでどうしようもないんだけど、どこか憎めない。家族から切り捨てられて当然と思うような男なのに見捨てられないのは、やはり魅力があったからなのだろうなぁ。
おもしろかった。

wikiで確認したがもちろん類氏は実在。そして森家の系譜に星新一が連なっているのを見てちょっと驚いた。

ではまた