-12℃で冷え冷え

昨夜、お風呂を入れようとしたら途中でお湯が出なくなり、給湯器がとうとう壊れたかと焦った。ちょうど同じような寒さの所に住む友人が同じ状態になったと聞いたばかり。うちはその後やり直したら無事に出るようになった。でもこの寒さで給湯器は危ないので、昨夜からはつけっぱなしにしている。間欠泉みたいにボーボーうるさいけど仕方がない(^^;

今日は-12~-1、という真冬日だった。寒さが身に滲みる。
次の冬はぜひともタイあたりの南の国で過ごしたい。向こうで仕事もしようかと最近考えている。タイ出張事務所、妄想タイム。

今日も写真の取り込みを継続。今日は昨日も取り込んでいた1996年のゴーキョピークのネガを取り込んだ。
この頃は、ポジフィルムとネガフィルムの両方を使っていた。ポジは高かったし、複数持って行くカメラに全部ポジというわけにはいかなかった。それゆえネガフィルムもそれなりの数があり、一度焼いたからもちろん見てはいるけどそれっきり。いい機会なので、もう全部のフィルムをデジタル化してしまおうかと!

ただ、ネガフィルムはスリーブのままなので作業はやりやすいのだが、ポジは切り出しという作業を既にしている。ポジはいいものを切り出して四角いケース(マウント)に入れて、それを焼いたり保管したりしていた。当然、切り出さなかった大量の残ポジがあるわけで、これはぶつ切りになってたりして取り込むのが厄介そう。
でもやらなきゃね……。

 

謹賀新年

今年は丑年、これ使えばよかったよ


こっちはヤク、雪のバッティ(山小屋)でお出迎え

 まじめにやってる写真
どこだろう? ピークではない、ザック背負ってるから


急遽ナムチェバザールで買った毛糸の帽子、手袋はカラー軍手、靴はごく普通の5000円以下の気に入っていたトレッキングシューズ。これで雪の中を1週間くらい歩いた。毎日ずぶ濡れになって、凍傷になったらどうしようかと心配した。ならなかった。

そろそろ、もしもヒマラヤに行くなら、ゴアテックスの靴を履いてもいいかなと思える年になったと思う。


ヒマラヤの虎と呼ばれたアンリタさん、奥さん、私
アンリタさんは絶対笑わなくて……。何カット撮ったことか。なのに1枚も笑ってない(^^; いや笑ってるのか?(笑
ずっと若いアパ・シェルパさんの方が知名度が高く、アンリタさんは不器用で人に騙されちゃったりしたんじゃないかと思う。アパさんの立派なホテルが建設中なのをターメ村で見たが、アンリタさんは簡素な家に住んでいた。
スペイン隊を連れて山に上がる前日だった。「行けそうですか?」と訊いたら、「今頃クライミングの練習してやがる、ダメだろ」と笑っていた。
「連れてってやろうか?」と訊かれて、「無理無理」と笑ったら、「背負って行ってやるよ、あんたは背中で酸素吸ってろ」と。実際それができてしまいそうな人だった。

アパ・シェルパさんは21回エベレストに登り、アメリカに移住したそうだ。数年前に山岳事故で亡くなったというニュースを目にした気がしたのだが、今ちょっと検索してみたが出てこないので、同じ名前の別人だったのだろう。この記録は既に別のシェルパによって抜かれている。

2020年はヒマラヤ界隈も静かだったことだろう。観光客が来なければ小屋もガイドもポーターも収入がない。世界中で同じようなことが起きている。補償などという概念がそもそもないであろうこのような貧国の人々が、この禍を何とかしのいでいけますように。