PC仕事いろいろ

私の持っている古いi-pod、なんと、amazon music に互換性がなくて入れられないことが判明した。そりゃ古いけど。ショック。64GBもあるのに(関係ないが)。こうしてあちこちに、これは出来るけどあれは出来ない、あれは出来るけどこれは出来ない、的ないろいろが溜まっていってしまうのかと思った。
今使っているタブレットではamazon musicが使え、昨日届いた小さな機械をミニコンポにつなげると、うまくbluethoothとやらで無線で飛ばし、音楽を聴くことができてよかった。とりあえず。

で、賀状印刷だ。さすがに今さらかと思って寒中見舞いを発注しようとしたところが、どうもピンと来ず。それならコンビニで印刷をしてみようかと思って準備もしたが、慣れない機械もどうよとちょっと二の足を踏んで、結局、自分のプリンターで印刷した。うちはレーザープリンターを使っていて、これ、葉書を印刷するとものすごく反るので嫌だったんだけど、今回使ったのは比較的薄いタイプだったので、あまり反らなかった。もちろん反ってはいるが。

んで、宛名書き。もう、手で字を書くのが本当に下手で苦手で、印刷しようと思い立ち、エクセル(じゃないけど風のやつ)で住所録を作って、ラベルメーカーのソフトでやろうとして、散々つまづいて、ようやく出来た。こんなに苦労するなら手書きでも、と何度思ったかわからないけど、次回以降もこれで使えるならいいなと思って頑張った。頑張らないと出来なくなってきた、のでもあると思う。理解力とか、落ちてると思う……。

 『のろのろ歩け』 中島京子

北京、上海、台湾という3つの中国圏を訪れた日本女子の小さなラブストーリーみたいな感じの、短篇3つが入った本だった。
まぁそれなりに面白く、とはいえ特にどうということのない、よくある女流作家のほんわか小説。片言の中国語をカタカナで書いている場面も多く、これ中国語わからん人にはわからんじゃろうと思ったり。
あと、著者が訳を誤解しているわけではないのは承知の上だが、「慢慢走」からの発想としてのこの表題は違和感がある。「のろのろ」ではない。「ゆっくり」だ。この違いは大きいと思う。
因みに、「慢慢走」はしばしば「慢走阿!」などと簡略化したり最後にアを付けたりして使われるが、私の経験からは、飯食った店を出る時とか、泊まった宿を出立する時に、そこの人からかけられる言葉だ。それも、ほとんど言葉も交わさなかったなんていう店ではかからない。少し話をした店なり宿なりで、その話をした相手から親しみをこめてかけられることが多い。「気をつけて、ゆっくりお行きなさいよ」という意味だ。今は多分、こんな言葉を耳にすることも少なくなったと思う。
☆2.5 北京の白い服はおもしろかった

 『小松とうさちゃん』 絲山秋子

こっちを取っておいてよかった。年末年始読書の最後を飾るのはやっぱ絲山秋子だ。
表題作と、ほかに短篇が2つ入った本。表題作だけだと思ってたので、ちょっと驚いた。50過ぎた男女の恋愛物語。この作家にはちょっと珍しい感じ。
とっても普通で、特に深い感慨とかはないんだけど、とはいえやっぱりうまいなとあちこちで思わされる。ネトゲとか、戦闘ゲームみたいなものを知らないので、知っていたらもっとリアリティを感じつつ読めるのかもしれない。
☆4 普通もまたよし

この年末年始は、PCや機械関連のことと、読書で終わった。昨年ほとんど読めなかったので、まとめて読めてうれしい。特に笙野頼子を読めたのは、自分の精神状態が悪くないことの証左なので、うれしかった。ヘビーなものも多かったが、最後にちょっと力の抜けた絲山秋子で終われて満足。

週末にかけて寒波が来るらしい。このへんも気温がさらに下がりそう。
ではまた