試作

1つ試作を始めて夕方完成。新しい形は作ってみないとわからないことが多いので、やはり最初は試作です。普通は作らなくてもわかるのかもですが、私の場合は出来てみないとわからん!

 目地を出してるところ
今日使ったのは、タイのカレン族の手織り布。正確にはその手織り布を4枚接ぎ合わせてサロン(巻きスカート)にしてあったもの。サロンとしてはどうにもこうにも売りようがないので、かばんにしようかと出してきましたが、タイ人のおおらかさでまったく目地を無視した裁断&縫製になっており、まずは目地を通さないと。
もう少し若い頃なら、目で見てはさみで裁断できたのですが、今はもう難しいので織り糸を引いて目地を出します。こんなに歪んでます^^;
端っこならこうやって出せるけど、端ではない場合はひたすら1本の縦糸なり横糸なりを追いかけて抜き取るという作業に・・・。そこまで気を使わない場合もあるし、そこまでしなくていい生地ももちろんありますが、アジアの布は織りが甘いことが多いので目地が目立つんですよね。

 試作品完成
接いだところにステッチが入っていて、それを活かそうと四苦八苦、こんな形にしてみました。口のところをぱたんと折る形。肩紐の付け方とか角度とかもやってみないとわからないのでテストしながら。改良点も出ましたので、次回はすこし変えてみようと思います。

先日見てきた夜会リトル・トーキョーの最後に歌われる「さぁ旅立ちなさい」(不正確です私の記憶)と始まる「放生」という歌。仏教用語なんですってな。ほうせい、ではなく、ほうじょう、と読むようです。

 タンブンのことですな
(ネットで借りてきた写真です・感謝)
タイのお寺に行くとこんなふうに小さい籠に鳥ちゃんが入ってて、これを買って放してやって徳を積む、ことができます。タンブンといいます。タンブンは鳥を放すだけじゃなくて、徳を積む、人に何か施すことすべてを指す言葉です。
私も昔、買って放したことがあります。そんなに高いものではなかった(バックパッカーだった私がやったのだから)と思います。

ほら飛んでいきなさい~!

と、籠のふたをあけてやると鳥はたしかに飛んでいくのですが、

あっちゅうまに再び「鳥つかまえ人」たちによって回収されて籠に入り、ここに戻ってきてしまいます(笑)
それを知ってからは、放してやってもねぇ・・・と思ってしまい、タンブンできずにいます。だってねぇ・・・。なんか鳥にとっても酷じゃないですか、すぐに終わりがくる解放って。うまく逃げおおせられればいいけどそうはいかない。

友人でタンブンにはまっている人がいたけど、最近もやってるのかなぁ。
ではまた

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