鳥の声

少しずつ日差しが強くなってきた今日このごろ。気のせいかもしれないけど小鳥の声が変わってきた気がします。今まで聞かなかった声が聞こえる。新しい種類の鳥が来ているのか、それとも春になって求愛とかそういう声が出始めるのか。後者な気がする。春になるにはまだもうちょっとかかるけど、それでも冬も終わりに近づいていることは確かです。

 『赤へ』 井上荒野

死にまつわる短編集、と帯にある。図書館で「死か・・・」と迷いつつ、読みやすそうだったので借りてきた。淡々とした一つ一つは他と何ら関わりのない短編の集まり。淡々と読み進み、特段強烈な何かがあるわけでもないのだが、読むのをやめようとは思わない、そんな本でした。
最後の方に他と文体が異なるものがあり、おやもしかしてこれはノンフィクションではないかと思ったら、やはりそうでした。埴谷雄高が書いた父(井上光晴)の位牌(だったかな?)、とあってわかった。これがとてもよい作品でした。また、最後に入っている一作も、考えさせられました。
☆4.0 埴谷雄高とか井上光晴とか(出てこないが寂聴とか)。昭和は遠くなりにけり。

 

 『もう生まれたくない』長嶋有

ちょいと足をすくわれた。こちらも死にまつわる話なんだけれど、連続する断片が積み重なるとりとめのなさ、登場人物はやたらと多く、こりゃまた一体何なのか、と思いながらなんとか最後まで。いまひとつ、すとんと落ちてくる感じではなかった。
☆3.5 荒野さんと連続して読むにはヘビーだった

注文していたDELLのPCが届きました。チャットで納期の確認をして購入したのですが、今のところPC動いてるし、なんか今は交換のような大掛かりなことを出来ればしたくない気分なので、もう少し先延ばしにしようかと考え中。

すこーしずつ花粉も来てますかね?
ではまた

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