みゆきさんコンサートにも

行ってきたですよ。

しかしまぁあれだ、本当に私は田舎者になったな~~~~と思う事件が。
会場は東府中。京王線。新宿から乗りゃ楽勝だねと思ってた。ほとんどナンも調べず突撃した。
だってね~、私の母校は京王線の千歳烏山駅にあるわけで、私は朝練に間に合わせるために自転車通学だったから電車には乗っていないとはいえ、練習試合だ公式戦だで、けっこう府中方面には行ってたわけですよ。
東府中は特急も準特急も停まらないので、調布で乗り換えだね、各駅停車にだね、楽勝っすよ。
調布に着いたら、ホームの反対側に各駅がいてドア開けて待ってた。
ナンも考えずに乗り込んだ。
ドアが閉まり、走り出し、ふとアナウンスの行先が耳慣れないことに気付き、路線図をよくよく見てみたら。
調布からは、八王子への本線と、橋本とかいうところに行く支線が分かれてて、私はその支線のほうに乗っちまってた。
しょうがないので1つ目で下りて、階段降りてまた登って反対のホームに。私の前後に少なくとも3人同じことしてる人がいた。
ただでさえ画廊で楽しく話し込んでしまって時間が押してるっつうのに、何というタイムロス、なんというおのぼりさん!
なんとかたどり着いたからよかったけど、まじで焦った。なんというか、こう、久しぶりになつかしい人たちに会って山の話なんかしてたもんだから、完全に違う方向にベクトルが向いてしまっていたんだなぁと。
到着して、顔見知りの方たちに合流した時に思わず、ヒマラヤ行くよりここ来るのが難しかったと・・・(笑)。昔、ソニーに派遣で行ってた頃は、あの人はインドに行くよりもこの品川に毎日来る方が大変なんだってと話題になってたのを思いだした。

んでコンサートですね。
うん、みゆきさんは声もとっても出てたし張りがあって、毎年年を取っていくのにそのことを感じさせなかったです。
普通のコンサートじゃない、っていう触れ込みだったけど、えぇと、普通のコンサートだったと思うよ?(笑)
ある部分には強烈なメッセージがあったと思います。自分の記憶のためにメモしておくと、高橋和巳の書いた「共悲の思想」という文章が唐突に頭に浮かびました。今セトリを見てみると、曖昧になってしまうんだけど・・・・・・。たぶんあの赤いリボンの故だと思う。
びっくりするほどあっという間に終わってしまった。もしかしたら短かったのかなと思ったけどそんなことはなく、不思議でした。Why&Noがまったく聴き取れず、帰りに乗せてもらった車の中で3回くらい聴くまで、サビの部分は全部英語だと思い込んでたという金魚耳っぷり・・・。やっぱり次回からは新譜聴いてから行こうかと思いました。

以下歌われた曲 スルーどうぞ 

 

第1部~Sweet~
もう桟橋に灯りは点らない、やまねこ、、ピアニシモ、六花、樹高千丈 落葉帰根、旅人のうた、
あなた恋していないでしょ、ライカM4、MEGAMI
第2部~Bitter~
ベッドルーム、空があるかぎり、友情、阿檀の木の下で、命の別名、
Why&No、流星、麦の唄
第3部~SincerelyYours~
浅い眠り、夜行、ジョークにしないか

 

それにしても。
今年もこうして春夏秋と過ぎて、中島みゆきさんの歌が聴けて幸せでございました。
会場で、野球場のビール娘みたいにして新譜売ってたので、これ幸いと買ってきた。グッズ売り場は混雑してて行きたくなくて。これからしばらくこればっかり聴くと思います。まだ数回しか聴いてないけど、いいです。

ではまた~


中村みつをさん個展に

行ってきました。東京の恵比寿で、というお知らせを人づてにいただいて、ちょうど上京する予定があったのでご連絡したところ「待ってまーす」とお返事いただけたので。

登山やハイキングなんかがお好きな方なら、たぶんお名前まではともかくその絵を一度は目にしたことがあるはず。私も最初にみつをさんの絵を見たのはたぶんヤマケイ本誌だと思います。
ヤマケイではご一緒したことは多分ないんじゃないかな。アウトドア・ブランドのカタログ製作で何度かご一緒させてもらいました。ネパールのランタン谷と、南米チリのパタゴニアに旅したのをよく覚えています。国内では北八ヶ岳に行きました。
私よりずっと年長だし、キャリアはみつをさん100としたら私は1くらい(それでも盛ってる・・・)なので、本当は中村画伯とお呼びしなければならないのですが、つい他の編集者やカメラマンが呼ぶとおりに呼んでいる私だと今日気付きました。

  絵葉書

この絵から想像するとおりの方です、たぶん。シャイで柔和でやさしくて温かい方。
11/22までなので、首都圏の方よかったらぜひ。下にお知らせあり。

みつをさんに紹介してもらって、以後お付き合いさせていただいている普通の出版社の編集者だった方とも合流し、普通の出版社の方でありながらクライミングとかしちゃう人なので、山の話、旅の話に花を咲かせ、咲かせすぎて長居してしまいました。今回の個展は、アフリカが題材の絵本の原画展+山旅の絵、だったのですが、その絵本の文章担当の方も来られて、色々なお話をうかがいました。北林谷栄さんが日本の田舎を旅行していて野良着にちびた下駄を履いたおばあさんを見つけると、後ろからついていってその下駄やすりきれた野良着を譲ってくださいと交渉する。倉庫いっぱいにそういうものがあるんだ、という話がとても面白かったです。そういう衣装や小道具の手配なんかは専門の人がいるだろうに、自分でやるなんてプロですよね・・・。
なんでそんな話になったかというと、当日私が着ていた北ベトナムの赤ザオ族のパンツ、着ていた人に譲ってくれと交渉して手に入れたものなんです、という話からでした。

みつをさん、Tさん、どうもありがとうございました!

  

中村みつを個展
「山のことば」

山旅の思い出や心象風景などを水彩、色鉛筆で描きました。
また、絵本「ビビのアフリカ旅行」の原画も合わせて展示します。

会期:11月10日(火)~11月22日(日)(月曜休廊)
        12:00~19:00(最終日16:00まで)入場無料
会場:ギャラリーまぁる
東京都渋谷区恵比寿4-8-3 神原ビル1F
電話:03-5475-5054
http://galeriemalle.jp/