仙腸関節炎だって

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キツネにつままれる。
を翻訳サイトで自動翻訳したら、冒頭の一文に。外人にこんなこと言っても絶対に伝わらないよね。それとも伝わる?
今日は腰痛の話です。興味のない方はスルーしてください。

朝からがんばって運転して病院に行ってきました。朝は通勤の車が多く、家の近くの道路は抜け道と化しているので、まくられて怖いんですが、今日はそれほどまくられずに助かりました。
予約時間より早く行って受付したら、予約より早くMRIが始まりました。今日は病院全体、空いてました。私が最初に行った日は、よほど運の悪い日だったのでしょう。
MRIは脳と腰で3回目ですが、やはり慣れませんね。動いちゃいけないと思えば思うほど、動きそうになる(笑)。特に私は腰が悪いので、意識的に仰向けの状態を維持することは日常ではありません。伸びる感じがしてやはり痛みにつながるし、足もピクピクしてしまいます。さらに、仰向けになるとめまいが起こることもあり、ちょっと長い30分でした。終わって起き上がると、やっぱりめまいがしましたが、歩けないほどではなくほっとしました。

今はすぐに画像もできるんですね。それをもって整形に行き、数分待っただけでもう診察。早い早い。
前回出た薬の効果を聞かれ、「効く日もあれば、効かない日もあります」と答えました。うつぶせで触診。腰椎の左に痛みのポイントがあります。今日もそれを確認されて、それから画像の説明。
「基本的に、脊髄はきれいです。年齢相応に椎間板は傷んできていますが、中でも特にL5下の椎間板は傷んでいますが、ヘルニアは全くない。ヘルニアによる神経の圧迫は認められません」
ここまでは、自分でも知っていることでしたので、そうですか、と聞いていました。
「脊柱間を見てみると、これもまたきれいです。これがL5、これがその下、神経の入っている白い袋状の部分、これがまるまるとしていますね。むしろこれほどまるまると太っているのは珍しいくらいですよ、つまり、神経への圧迫は、ここでも認められません」
え・・・・・・、じゃ、何が坐骨神経痛に?
「仙腸関節炎により、坐骨神経痛に近い症状が下肢に出る場合があります。痛みのポイントがまさにこの関節。つまり、あなたの腰痛と下肢の症状は、腰椎そのものというよりは、仙腸関節炎によるものと考えるべきでしょうね」
はぁ・・・・・・。

なんだろうね。
なんで医者によってこうも診断が違うんだろう。

治療としては注射と服薬。注射、痛いんですよねと聞くと、クールすぎるこの医者さんは「転げまわるほど痛い、ということはありません」と、これまたクールにおっしゃいました。いてぇ、ってことだよね。とりあえず今日は自分で運転して来ているので、注射はパスして、薬を続けて飲んでみることにしました。薬がなくなるまで続けてみて、それで症状が変わらないようであれば、注射してみようかと思ってます。注射は関節に直接打つらしい・・・。神経ブロックとは違う、と言ってました。

2年半前に脊髄専門の病院で出た診断は、腰椎の変性(生まれつきの形成異常)と疲労骨折による腰椎自体の痛みと、それが引き起こす神経の圧迫による坐骨神経痛、というようなことでした。いつか手術するしかないけど、その時期は自分で決めなさい、というようなことで、私としてはできるだけその時期を引き延ばしたいと思ってきたわけです。その前に行っていた整形外科では、脊柱管狭窄と診断されていました。どちらの医者でもMRIとレントゲン画像による診断でした。

セカンドオピニオン、サードオピニオン、必要なんですね・・・・・・。
でも、こうも診断が違うと、正直どうすりゃいいんじゃ状態だよね。もっとひどい状況で、立て続けに違う見立てをされたら、怒り出すかもしれないよ。まぁ、それほどに発見というか診断が難しい症例なのかもしれないけど。
確かに神経を圧迫している証拠画像というのがまだどこでも見られなくて、今回は「これが犯人です!」という確定的なものをつかみたいと思って病院に行ったのです。そしたら、ぜんぜん別の場所に真犯人がいた? うーん、2時間ドラマみたい。

整形外科医は普通、仙腸関節炎の存在を認めたがらない、とネット知識ですが聞いたことがあります。2年半前のドクターも、「仙腸関節? あれは動かない関節だから関係ないですよ」と言っていました。
症状からたどれば、私の場合、素人でもすこし勉強すれば、間違いなくL5下で神経への圧迫があるのだろう、と推測します。この推測に基づいて画像を見れば、私の場合L6の変形骨があり、そのへんが何となくもやもやっとしているわけです。ここが怪しい・・・・・・、と、医者なら思うのかも。そして確定的な証拠画像はなくても、ここで神経への圧迫があると考えられる、と導き出すのかもしれません。
それは当たっているのかもしれないし、違うのかもしれない。ここがつらいところだ。

仙腸関節炎だとしても、これは難治らしいですね・・・。
私も今まで、腰椎の問題と、仙腸関節炎と、骨盤と股関節が絡み合って症状が出ているのじゃないかと疑ってましたので、当たらずとも遠からず・・・。
でもまぁ、今のところ、腰椎自体、そして脊髄の中を走る神経には問題がなさそうだとわかり(それも100%ではないのでしょうが)、すこし安心しました。治療してみよう、そしたらまたチベット高原を走るバスにも乗れるかも(笑)


雷が鳴っています。パソコン机の下に無理やりもぐりこみ、私の足と使ってないプリンタの間で怖がっているウメ。犬はほんとに雷がダメですよねー。

明日は晴れるかもしれません。今日などは寒くて、半袖の上に長袖を着ています。ではまた

2件のコメント

  1. 初耳です、医師が仙腸関節炎と言いたくないとは。そういえば我々の業界では仙腸関節のズレが全ての痛みの原因くらいに理論づけるAKAや、何かといえば骨盤、仙腸関節がずれているという言い回しの多用が目立ちます。かえってそれが、医師にはそう言いたくないと思わせる原因の一つかもしれません。
    私のドクターにサードオピニオン?していただきたいです、もう少し近ければ…。

  2. 仙腸関節はほとんど動かない関節だから、問題が起きようがないというのが一般的な西洋医学の整形外科的定説だと聞いたことがあります。「仙腸関節? は?」的医師にも実際に会ったことがありますよ。AKA! 私もすがりそうになりましたよ・・・(笑)。
    ええ、ここまで皆さんの意見が違うと、多数決とか取りたくなります。医者だけはほんとに、知り合いとか紹介とかほしいよね。

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