全国的に気温が低かったようですが、軽井沢も晴れたものの風が強く、寒かったです。春は名のみの~、というのはもっと早春のことだと思うけど、ちょっとそんな感じ。
トレイに蒔いた藍の発芽
横から見たほうが「てんこ盛り」感がわかるかと思って撮った写真
これどうすんの・・・・・・
しかも×2だし (トレイ2枚です)
今年もたくさんの藍が育てられそうです^^;
まだ爪が完全にきれいになっていないので、時々タイの村を思い出します。
その村では2つの藍工房にお邪魔して、片方に泊めてもらったわけなのですが、もう一方の工房では藍瓶がお疲れ死亡中でした。死亡と言っても完全にダメになっているわけではなくて、でも元気でもない。工房主がフタを取って、私に「これは死んでいると思う? 生きていると思う?」と訊いたので、私も「死亡」という言葉を今使いましたが、実際にはお休み中なのだと思います。華がまったくない藍の瓶。私の藍ちゃんもよくそうなるので実に見慣れた光景。
「暑すぎるんだよね・・・」と、工房主。確かにタイはその時期が年間を通して最も暑い頃なのでした。
藍の畑はどこか別の場所にあるのですか? と訊いてみると、
「そう、少し離れた山の中にあるんだよ」
と、その場所の写真を見せてくれました。山の中に畑を開いてそこにうわーっと整然と植えているのかと思えばさにあらず、林の中に藍が育っている、そんな写真でした。日差しが強すぎてもダメみたいです。
さらに、
「この藍が、いま大問題なんだよ。どんどん生産価格が上がってしまって、もう僕の限度を超えてしまっている」
「そうなんですか・・・」
「彼らはもっとお金が欲しいと言うし、僕はそれを払うとものすごい値段で染めたものを売らなきゃならない」
「そうですよね」
「でもそんな値段ではみんな買ってくれないでしょ、どうしようか悩んでいるんだ・・・・・・」
彼の委託している藍の栽培が、今年もうまくいきますように・・・・・・。
彼の藍瓶は暑さに負けて休憩中でしたが、泊めてもらった工房の藍はおそろしいほど元気に華を咲かせ、濃い藍色を出していました。本当は、なぜそうなのかを知りたかったけれども、タイ語ができないのでわからなかった。少しだけ英語が話せる姉弟子に訊いてみたら、「うーん、長い経験があるからね・・・」とのこと。もちろんそうなんだろうけど、何か秘策があるのかな、また行くことがあるとしたらちゃんと訊けるようにしていきたい。
そういえば悩んでいる彼の工房では、これから藍に食べさせるんだよと、パイナップルが3つほど置いてありました。
お昼寝ウメさん
ウメは老犬なりに元気です。出来ないことがどんどん増えて、たぶん少し脳もやられてて右にばっかり回ってしまうけど、食欲はあるし、時々は大喜びで散歩に出かけたりもします。すぐに疲れて帰るモードになりますが。
明日も晴れ、今日よりは暖かくなる予報です。ではまた~