気がつけば・久々読書

  桜が咲きましたね♪

月曜日に帯状疱疹と診断されました。その後、できるだけ安静にしている間にどんどん春が来た。
帯状疱疹は、よくはないけどごく普通の経過をたどっている模様。金曜に2度目の受診、薬も追加で出て、まだまだ痛みは治まりませんからと脅かされて次の受診日を決めて帰ってきました。
痛いよほんとに。
出る場所にもよると思いますが、私は坐骨なので、座る、歩くといった行動にたいへん支障が出ています。そのためパソコンの前に座ったのは前回の更新後初めて。いや参ったですよ。

 植えてから初めて咲いたプルーン
たしか品種はビッグ・シュガーとか言ったかな

 毎度おなじみの店前スモモ
名前はない、実もならない

 エイザンスミレ

 プリムラ

 もも あかつきエクセラ

 本葉が出てきた藍 この密集っぷり

1週間ほぼ棒に振ってしまいましたが、どうにかこうにか、庭で写真を撮ろうかというくらいまでは回復しました。あとは時間と共に何とかなっていくはずです。来週はもう連休入り口か・・・。

  抱く女   桐野夏生

久々に読書。病気もまぁ悪いことばかりではない。
しかし、適当に借りてきた夏生さんが、重苦しくて、消耗した体にはちょっとヘビーでした。途中で「あれ、小池真理子を借りた覚えはないのだが・・・」と錯覚したのは、前に読んだ本の記憶とだぶったせいか。世代的に近いのか、ともかく学生運動を経験した世代の人は、この手のものを書かなければ気がすまないのだろうと思いました。気が済まないというよりは、自身の青春時代を思い出しながら書けばこうなってしまう、ということなんだろう。高橋和巳が出てきてクスっ。
☆2.6  我が心は石にあらず、投げちゃいかん

流 東山彰良

直木賞受賞作。その時にテレビで見かけて以来、早く読みたいと思いながらずいぶん時間が経ってしまった。
1970~80年代の台湾が舞台の物語。台湾とはどのようなところなのか、がよくわかった。悲情城市よりもずっとよくわかった。
淡々と綴られていく当時の台湾の日常や、荒れ狂う人々や、戦争当時の大陸の話が重層的で、静かに胸の中に落ちていく。ほとんど一気に読み終わる。よい小説だった。
何かに通じる・・・、と思ったら、角田光代の「ツリーハウス」だった。
☆4.8 マイナス部分を探す必要はない

ではまた