最高気温1.6℃

だったらしい今日の軽井沢。いつ真冬日になってもおかしくない。日も短くて5時には真っ暗だし、1年で一番希望がない気分になる時期ですね。冬至をすぎれば気分も変わるのですが。

昨日雨が降ったので、先日の雪は解けました。根雪にはならなかった。
今日は午後にちょっと雪がちらつきましたが、積もるほどではなく。
でも曇っていてとにかく寒かったです。

ここ何日か首痛が悪化してて、そうだ、今度東京に行くので、前から気になっていた整体に行ってみようと電話してみたら、残念ながら予約で一杯で・・・・・・。もっと早く思いつけばよかったです。
その整体というのは、前に書いたことがある、代々木公園で出会った人の師匠筋。代々木で会った人は、代々木ではよかったのです、とても。でももう一度訪ねて行った時はダメでした。足をぶんぶん振る整体なのですが、助手がいた代々木ではよかったんだけど、助手なしで、うつ伏せの状態で自分で足振れと言われても・・・・・・、かなり無理があり、よくなかった。
でも、代々木ではほんとに効いたので、師匠筋の所では必ず助手が足を振ってくれるようだし、行ってみたいなぁと思ってたんですけどね。残念。また次の機会に(って、来年か・・・)

ふる   西加奈子

この間、ちょっとだけ著者をテレビで見た、ような気がしたので借りてみた。初めて読む作家さん。不思議な感じの短篇集ですなぁ。こういうの、若い女性なら好きなのかなと思いました。
途中までは割とよかったんだけど、最後の1割くらいの部分かな、くどいというか、そこまで書かなくてもいいよよくわかるよ、と言いたい気分だった。
あと。
会話文の最後に「。」(句点)が入っているのが気になった。会話文がたいへん多い小説だったせいもある。作法上間違いではないんだけれども、とても目障りだった。私が付けない派だからかもしれません。おそらく、ほとんどの人は、付けないと思うんだけどどうですかね?
☆3.5  ラストの教条的な部分がなければもっとよかったかも

週末は寒波でもっと寒くなり、雪も降りそうです。ではまた

猫の道

ばんば憑き  宮部みゆき

江戸もの、妖かしもの(?)。妖怪とかが出てくる短篇集。
宮部みゆきは本当にうまいなぁ、と思わされる。読ませる。読後感もよいし、読者に残るものがある。確かに作者から手渡されたと思うものがある。すごいことなんだろうなと思う。
猫にしか見えない道 が出てきた。今やっている「夜会」でちょうどそういうシーンがあった。
人だけではなく、動物もモノも妖怪になって(成仏できずに)この世に残る、人殺しの道具として使われた「木槌」の悲しいその後には、やはり今作のゼロ戦の声が思い出された。
☆4.0  今テレビでやってる「ぼんくら」の、おでこも出てきた

長期予報によると、今度の日曜日は寒波がきて、大雪になりそうだとか。
選挙はともかく、大雪は困る。
ではまた

氷点下8.4℃

今朝の軽井沢。ここ追分はもう少し下がっていただろうと思います。寒いですね、さほど積もってはいない雪だけど、場所によってはこのまま根雪になってしまいそうな。はぁ。

ツリーハウス  角田光代
調べたら2012年2月に読んでいて、「力作だが希薄な印象もある」とかなんとか書いてました。考えてみたらこの頃はウメが病気で、日付を見ると手術直前だったので、希薄だったのはこちとらだったのだと思います。
3世代の話ではあるけれど、圧巻はやはり初代夫婦。生き延びるために組織から、恩人から、国から、逃げ続けた2人の半生。働き続け、子をなし孫を得て、最後に伴侶を失ったばあさんが子と孫を連れ、満州の恩人を探しに行くエピソードが実に深い。
逃げてもよい、何もすることが見つからないのなら何もしなくていい、失敗してもいい、間違えてもいい、だけどそのことから目を逸らすな、人のせい社会のせいにするな、自分が逃げていることを知れ、そして黙せ。
☆4.5  あらためて、よい小説だと思いました この世は仮の宿り、なのだろう

今回の夜会は、「捨てる」がテーマですが。一つ目の大きなお話が人柱、人身御供の話。暴れ川を鎮めるために、選ばれた娘が橋桁に・・・・・・。もう一つの大きな話が、脱走兵。ゼロ戦(あ、書いちゃったw)と共に地下壕に逃げたってことは、出撃したけれども引き返してきてそのまま隠れたということかなと思う、捨てられそうになって逆に国を捨て返した話。
最初に見た時に、全体的なことはさておいて、そうか、死ねと言われたら死ななきゃいけなかった時代が、そんなに遠くなくこの国にもあったんだよなぁと思いました。徴兵もそうだし、人柱はそんなに例が多くはないと思うけど、武士の世界では「お腹召されよ」ですからね、逃れることはできない。
ツリーハウスの初代夫婦は、生き延びるために逃げた、そして恥じた。逃げなかった人はみな死んだから。恥じたから決して子や孫にその体験を語らなかった。だって仕方がなかったんだ、だって他にどうしようもなかったんだ、と、話すことをしなかった。こういう人たちが、実際にたくさんいたのだろうと思う。

まとまらないけどこのへんで。
明日も寒そう、夕方は雪になるかもです。ではまた

真冬日

東京行って帰ってきた日は真冬日だった。今日も最高気温は1℃。寒すぎる。四国の方では大雪だとか、普段は降らないような場所なんじゃないかと思うのだけど、四国でも降る時は降るのだろうか?

金曜日、夕方の新幹線から夕焼けをバックにシルエットで浮かび上がる富士山と丹沢連峰を久々に見た。東京の世田谷で生まれた私にとって、富士山は丹沢連山を従えてこその美しさであり、久々の勇姿に見とれた。写真撮ればよかったなぁ。
2度目の「橋の下の~」、今回は1階の後ろのほう、ははは、ぶっちゃけ最後列~! 今回自分で当てたのはこれだけなのに、くじ運悪いにも程がある。久々の夜会だった知人にも、もう少しよい席で観ていただきたかったデス。あまり傾斜がないのか、前の人がカップルで肩を寄せ合っちゃってたからなのか、見づらかった。でも私も後ろを気にする必要がなかったので、ちょっとずれたり、ちょっと伸び上がったりしながらじっくりと観てまいりました。

いくつか「なるほどそうだったのか!」的なこともありました。
そのへんの話はまた、いつかちゃんと書くかもしれない、書かないかもしれないw

この日は友人宅に泊めてもらいました。自分が飲んでみたくてお土産に買っていったニッカの竹鶴、意外と飲みやすくてイケました。私はウイスキーは飲めないと思い込んでいて、ここ35年ほどは口にしたことがなかったのですが、飲めると知った齢そろそろ50の夜。お土産、ほんとはお祝いで持って行ったのに自分が飲んでどうするw
録画しておいてくれたSONGSを鑑賞。思ったよりもずっとうまくまとまっていてよかったです。

帰宅して、先週借りてきた『ツリーハウス』(角田光代)を読み始めたら、あら、なんか知ってる・・・・・・。前に読んだことがある本でした。滅多にないんだけど、夫はいつもいつも既読の本を借りてくるんだけど。
でも面白そうなのでまた斜めに読んでみたら、これがねぇ、モロ、「逃げる」話だったので驚いた。家も家族も捨てて満州に渡り、そこでも開拓団から逃げ、徴兵から逃げ、逃げて逃げて逃げ続けて命からがら帰国し、新宿の所有者不明の土地に住み着いて中華料理店を始めた夫婦の、物語。子どもたちにも逃げることしか教えられなかった、だからその子どもたちが・・・・・・。という話で、小説としても読み応えがあるし、何より今の「夜会」のテーマが「逃げる」だし、劇中に戦争から逃げるエピソードも出てくるので、不思議な重なりでした。

ごめんよ今回の夜会のテーマは「捨てる」だったよ、逃げるは「今晩屋」だったね(追記)

12/13(土)の夜8時、NHKの衛星で、「チベット・カイラス巡礼」という番組が放送されるようです。
NHKが世界で初めてここに入った特集番組を放送したのは、1985年前後ではなかったかと思います。30年ほど前の話ですね。
それまでも漠然と興味はあったけど、この映像を見て、どうしてもチベットに行きたくなり、カイラスに行こうと決めて、20代はチベット(と、それをめざしながらも行けなかった旅)にどっぷりでした。
チベットに、行った、つもりだったけど、それは逃げていったことと同じだなぁと、今日の本を読んで思いました。
27歳の私が、20キロのザックを背負ってネパールからヒマラヤを越えて国境を密かに越えて、当然つかまりながらも見逃してもらいつつ、目指した山がここです。あれからもう22年、カイラス周辺が今どんな風になっているのか、楽しみです。忘れないようにしなきゃ。

あまりの寒さに店の片付けも進まず。しばらく寒い日が続きそうです。ではまた~

2センチ

2センチかな

昨日の雪、今朝になったらうっすらと雪化粧という感じに積もってました。日が当たるところはもう解けてます。
今日は風も強く、最高気温3℃の予報、寒い。たいへん寒い。
朝は晴れましたが、曇ってきてよけいに寒さを感じます。
東京も寒いのかな、いま皇居の一部を一般開放していて、紅葉見物ができるらしいですが、いま紅葉ですもんね、こちらとはやはり1ヶ月以上の差がある気がする。

今日は早めに仕事を切り上げて、夜は夜会見物です。あ、見物じゃないよ、観劇。
「今晩屋」を1回観て、以後「夜会はちょっとね・・・・・・」、と敬遠していた知人と一緒に観ます。今回の「橋の下の~」は「今晩屋」よりはわかりやすい(? 少なくとも役柄は把握しやすい)と思うけど、後半の歌のド迫力は「今晩屋」が勝る。どんな感想を持たれるのか、たいへん興味深いです。

私自身、2度めでどんな感想を持つかな~、楽しみです。

ではまた

初雪

午後から雨になり、夕方には雪になりました。夕方買い物に出てしまったので写真を撮るのを忘れた~。帰ってきた時はもう真っ暗で。日が短くなりましたね、例年そうですが、この時期って急かされるようで苦手です。
雪はうっすらと白くなる程度。明日の朝には積もっているでしょう (ウソです・多分)。

明日東京に行くので、新幹線予約しました。wifi経由でさっさと予約できて、ぽかんとしてしまう。ガラケーで、数百円の通信費を払って必死につないでいた自分が世界一のマヌケに思えてきました。ここではwifiしかつなげない私のスマホ、東京では役に立つのか、実地検証してきます。
あ、あと、さほど電池減ってもいないのに新幹線で充電し、デキる女っぽく振る舞ってみたいとも思っています。

明日から寒波が来るそうで、東京も寒いのかな?
こちらはもうとんでもなく寒くてですね、日中の最高気温が4℃とか、そんな感じで寒かった。
ではまた~

昭和は遠く

なりにけり、ですね。
高倉健に続いて菅原文太が去って行きました。
トラック野郎のイメージが強い、最近では軽トラのCMかな。あと無農薬農業。
子供の頃からよくテレビ雑誌で見かけていた人がいなくなっていくのは、やはり寂しいものですね。
それで今日、午後衛星で「ビルマの竪琴」をやっていたのかな?
最後の3分くらいを見ただけなんだけど(主人公はもういなかった・・・)。

ビルマの竪琴は、どういう理由があったか覚えていないんだけど、映画館に観に行った記憶があります。当時、たぶん新聞で、「兵隊を演じられる日本人がいなくなった」と酷評されていたのも記憶しています。兵隊になったことがないから、兵隊をやってもサマにならない、という意味ですが、子どもの私にはそのへんはわからなかったな。

母親がいたのはほんの2泊3日だけなのですが、生活のペースが変わるというか、いつもと違う精神状態になるらしくて、元に戻すのが難しい。今日は一応仕事する態勢ではいたのだけど仕事にならず。
夕方、「縁会」DVDを通して観て、少し気分転換になりました。雨だったので出かけられなかったしね。
「縁会」は、泣きたい夜に♪ がいちばん好きかな。

携帯のネット接続をやめてしまおうと思ったら、店に行かないとできないみたいで、めんどくさー。
メールもネット接続もスマホでできる事が確認できたので(特にwifi経由でのメール転送)、今まで使っていたガラケーからは外してしまおうと。ついでに夫も、多分一度もメールを使ったことないと思うので、こちらもなぜかくっついていたネット契約を外すつもり。それだけでスマホ1台分、にはちょっと足りないけど、でも使わないものにお金を払っていてもしょうがないので。
というわけで、私の携帯メールアドレスは変わりますが、多分直接携帯メールにいただくことは殆どなかったはずなので、特にお知らせはしないかも。
今までどおり、パソコンのメール(リンコルドットコム)にいただければ、転送されます。

今週は寒くなると言ってますね、今日は雨だったけど次は雪か。ではまた