真冬日

東京行って帰ってきた日は真冬日だった。今日も最高気温は1℃。寒すぎる。四国の方では大雪だとか、普段は降らないような場所なんじゃないかと思うのだけど、四国でも降る時は降るのだろうか?

金曜日、夕方の新幹線から夕焼けをバックにシルエットで浮かび上がる富士山と丹沢連峰を久々に見た。東京の世田谷で生まれた私にとって、富士山は丹沢連山を従えてこその美しさであり、久々の勇姿に見とれた。写真撮ればよかったなぁ。
2度目の「橋の下の~」、今回は1階の後ろのほう、ははは、ぶっちゃけ最後列~! 今回自分で当てたのはこれだけなのに、くじ運悪いにも程がある。久々の夜会だった知人にも、もう少しよい席で観ていただきたかったデス。あまり傾斜がないのか、前の人がカップルで肩を寄せ合っちゃってたからなのか、見づらかった。でも私も後ろを気にする必要がなかったので、ちょっとずれたり、ちょっと伸び上がったりしながらじっくりと観てまいりました。

いくつか「なるほどそうだったのか!」的なこともありました。
そのへんの話はまた、いつかちゃんと書くかもしれない、書かないかもしれないw

この日は友人宅に泊めてもらいました。自分が飲んでみたくてお土産に買っていったニッカの竹鶴、意外と飲みやすくてイケました。私はウイスキーは飲めないと思い込んでいて、ここ35年ほどは口にしたことがなかったのですが、飲めると知った齢そろそろ50の夜。お土産、ほんとはお祝いで持って行ったのに自分が飲んでどうするw
録画しておいてくれたSONGSを鑑賞。思ったよりもずっとうまくまとまっていてよかったです。

帰宅して、先週借りてきた『ツリーハウス』(角田光代)を読み始めたら、あら、なんか知ってる・・・・・・。前に読んだことがある本でした。滅多にないんだけど、夫はいつもいつも既読の本を借りてくるんだけど。
でも面白そうなのでまた斜めに読んでみたら、これがねぇ、モロ、「逃げる」話だったので驚いた。家も家族も捨てて満州に渡り、そこでも開拓団から逃げ、徴兵から逃げ、逃げて逃げて逃げ続けて命からがら帰国し、新宿の所有者不明の土地に住み着いて中華料理店を始めた夫婦の、物語。子どもたちにも逃げることしか教えられなかった、だからその子どもたちが・・・・・・。という話で、小説としても読み応えがあるし、何より今の「夜会」のテーマが「逃げる」だし、劇中に戦争から逃げるエピソードも出てくるので、不思議な重なりでした。

ごめんよ今回の夜会のテーマは「捨てる」だったよ、逃げるは「今晩屋」だったね(追記)

12/13(土)の夜8時、NHKの衛星で、「チベット・カイラス巡礼」という番組が放送されるようです。
NHKが世界で初めてここに入った特集番組を放送したのは、1985年前後ではなかったかと思います。30年ほど前の話ですね。
それまでも漠然と興味はあったけど、この映像を見て、どうしてもチベットに行きたくなり、カイラスに行こうと決めて、20代はチベット(と、それをめざしながらも行けなかった旅)にどっぷりでした。
チベットに、行った、つもりだったけど、それは逃げていったことと同じだなぁと、今日の本を読んで思いました。
27歳の私が、20キロのザックを背負ってネパールからヒマラヤを越えて国境を密かに越えて、当然つかまりながらも見逃してもらいつつ、目指した山がここです。あれからもう22年、カイラス周辺が今どんな風になっているのか、楽しみです。忘れないようにしなきゃ。

あまりの寒さに店の片付けも進まず。しばらく寒い日が続きそうです。ではまた~

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