東京はくたびれる

朝1番の新幹線で東京へ行ってきました。この時間の新幹線はさすがに余裕で座れますね。
行った先は病院。ちょっと心配事があって春先から何度か通いましたが、今日で無事に放免。あとは地元の病院でフォローしていけばいい、ということになりました。よかった、ほっとしました。

その病院はとにかく患者数が多くて、待合室(廊下だったりする)に座ってると、駅のコンコースかというくらいに人が右から左から流れていくのです。
ふだん滅多にヒトを見ない暮らしなので、じーっと見てしまう。
ヒトというものは実に多様だな、とか。
病んでいるヒトも多いのだな、とか(病院ですからね・・・)。
ヒトは必ず老いて病むのだ、とか。
人の服装も様々だし、髪の毛の色も様々だわー、とか。
隣にどすんと座った紫のジャケットのばーさんは、絶対水商売だ、とか。
3時間半、病院の中にいました。診察は多分2分? 1分かも? でも、安心のために行ったのでいいのです。

そこからJRで東京に戻り、構内の窓口で軽井沢までの切符を買うと、往路よりも高い。聞いてみたら、私が乗った駅から通しの切符になり、その金額から既に払っている在来線の金額を引くので、こうなるんですとのこと。こうなるんですと言われても、こっちは切符を買って東京まで来て、そこで新たに新幹線を買うんだから、なんで東京発にならないのか? がわからない。
距離が長くなることで、もしかすると利用者にお得になることもあるのかもしれないけど、少なくとも今日の私にとっては、納得いかない差額が130円だか。
ちょっといい豚肉が100グラム買えるじゃないか。
納得いかない。
改札をいったん出りゃよかったのか。めんどくさい。

軽井沢で降りようと車内の通路を歩いていくと、前方に巨大なバッグが3つ通せんぼしている。その横で、そのバッグの持ち主であろう揃いの背広のわけぇオトコが何人か、座席をひっくり返して向き合わせにしようとやってる。何がおかしいのか、ゲラゲラ笑いながら。通路には私を先頭に数人がつっかえたはずで、そいつらは私が立ち止まっているのを見ているにも関わらず、何のリアクションもない。急ぐでもなきゃ、せめて通れるように荷物を動かそうとするでもない。列車はもうホームに滑り込んでいる。

バカなのかもしれない。

野球だかバレーボールだか知らないが、今どきのスポーツ選手ってのは、礼儀も習わないのかね。
これがラオスや中国なら荷物踏み越えて通るけどね。さすがに踏んづけたらまずいわね。
バカ押しのけて通りましたけど。その瞬間に「どいてくれない?」とぼそっと言ってやったけど。

もしかすると、ああいう人たちには、自分たち以外の人間はヒトとして感知されていないのかもしれないですね。若いからダメってことはないんだが。むしろふだん店をやっていると、若いほうがマシだったりするのだけど。

たまに大勢のヒトを見ると、いろんなことを考えたり感じたりするので、どっぷり疲れました。その意味では、私はもう立派な田舎モノ。デパートに寄ろうとか、久しぶりに新宿で東急ハンズでも、とか、行く前は思っているのだけど、疲れちゃって行く気になりませんでした。そういえば、東京駅八重洲口近くの構内にあった書店が畳んだのね。その隣の無印良品も一緒にシャッター閉めてたけど、こちらも閉店かな。あの書店が列車待ちのオアシスだったのに。

こちらは晴れましたが風が強く、寒い一日だったそうです。最高気温は10度そこそこ。
明日も晴れそうです。ではまた