昨日、タカタカと文章書いてパチーンとエンターして、寝たのですが、何か引っかかって眠れませんでした。
その登山青年のことを「素人」と書いてしまったので、さすがにそれは失礼だわねと思ったり。
朝、出先でコメントを拝見して、わかりました。
エベレスト登山について、まるっきりピントをはずしたことを書いてしまっていたのでありました。ごめんなさい。
エベレスト(8848m)への、単独無酸素による登山は、可能です。それは人間にとってほとんど極限に近い挑戦であり、並外れた体力と精神力と、そして登山技術を持つ人であれば、挑戦したいと思う人も多いのではないかと思います。今まで達成した人はお2人だそうです。1人はラインホルト・メスナー氏。もう1人はアリソン・ハーグリーブス氏。
これについては後述します。
ただ、エベレストは昔とは違って、今ではごくごく選ばれた少数精鋭だけに開かれた山ではなくなりました。毎年数多くの登山隊がエベレスト登山に挑みます。公募隊もたくさんです。それらが短いシーズンに殺到するので、冗談ではなく、上の方では順番待ちの行列ができたり、自分が張ったロープを勝手に他の隊が使っていたり、など、いろいろと混雑の問題が生じています。
このような中で、単独登山が可能なのか? ということを書きたかったのに、逆に書いてしまった、すみません。
単独行の規定は、きっと登山界ではある程度あるのでしょうが、私は細かくは知らなくてアレですが、多分、こんなひしめきあっている中で登ったとしても、「単独」と認めるには無理があるような気がします。
つまり、この時代に「単独」とうたうには、ノーマルシーズンならばノーマルルート以外(人が行かない道)、ノーマルルートであればノーマルシーズン以外(冬とか)、ノーマルじゃない季節のノーマルじゃないルートであれば、完璧でしょうね、誰も文句のつけようがない。・・・・・・大変な時代になっちゃったんですね。
メスナー氏は78年にペーター・ハーベラー氏と組んでエベレストへの人類初無酸素登頂をなしとげました。これより前に無酸素で登ったシェルパはいないのかな、ふと気になりましたが、調べきれない・・・。その後80年に単独で無酸素登頂を果たし、86年には8000m峰全14座制覇をしています。すごいね・・・。
因みに私がルクラでメスナー氏に助けられたのは1989年4月。別に私が遭難していたわけではなくて、飛行機が飛ばなくて難儀していたところに、メスナーが自分の遠征のためにチャーター機を一気に7便も飛ばしてくれて、おかげでカトマンズに帰れたのでした(笑)
もひとつ因みに、私このハーベラーさんには、オーストリアでお会いしてるんですよね。なんかご縁があるわ。
メスナー氏は、いま、お城に住んでるんだって(どうでもいい情報)。
メスナー氏がエベレスト単独をやったときは、装備を極限まで減らし、食料などもポケットに突っ込んだりして、とにかく時間を短縮することを第一にして突っ走って(無理だけど)行った、と、昔山ヤから聞いたことがあります。いや、ハーベラーさんから聞いたんだっけか、忘れました(ごめんなさい)。今までの最短登頂時間記録は、シェルパが打ち立てた8時間10分。5300のベースキャンプから。頂上に21時間滞在したシェルパもいるんだって、これも記録として残っています。あ、因みに、エベレストは通常、ベースからキャンプ1、キャンプ2、とキャンプ(テント)を押し進めて行って、最後にキャンプ5とか、そのあたりからえいやっと登るようです。つまりベースからは何日もかかるんですよ、それだけで大変さがわかりますよね。
いろんな記録が見つかっておもしろかった。
それにしても、メスナーはすごいな、やっぱり超人ですね。
さてさて。
長らく待機していた父親の特養入所がようやく決まり、今日、そちらに入所する手続きやら引越しやらをしてきました。3年待ちましたので、長かったですね・・・。それでも決まって本当によかった。たまたまなのですが、角部屋に当たって、とても幸運でした。明るいし、遠くの山(里山ですが)もよく見えます。スタッフの方たちもとても熱心で、安心してお任せできそうです。
とにかく、ほっとしました。
たくさんの家庭が、直接的または間接的に、介護問題には直面していると思います。私のところは、とりあえず一段落ですが、そろそろ要介護に認定されそうな母もおります。いろいろなケースがあって、一概にどれがいいとは言えないのがこの問題だと思いますが、いまご苦労されているたくさんの人に、一日も早く最良の道がみつかり、ご老人、ご家族共によりよい日々が暮らせればいいなと願っています。
帰ってくる道々、雪になりました。あまり積もりそうではありませんが、明日も日中は雪の予報でした。ではまた
こんにちは。
私もこの番組、たまたまテレビがついてて見始めて、おもしろく見ちゃいました。
何が面白かったか、というと、
一発目のキリマンジャロ。
なんかこの人、
夏山の富士山にビーサンで行って、うっかりてっぺんまでいっちゃうような、
そんな感じだなぁと思って。
それでも山って行けちゃうんだ…というか、
そういう感覚で、山に挑む人がいるというのが、
新鮮というかショックでした。
私にとっての高所登山は、やっぱり、
選ばれし者が、訓練を積んで、神の領域に近づく…
というものなので。
いまどき、7サミットとかなんとかいうのは、
冒険としては目新しくないんだけど、
その感覚の延長でエベレストにも行っちゃえ、ということになると、
充分新しくって、
ドキュメントになるのね。と思いました。
なんか、自分が古い人に思えた(笑)。
訂正
キリマンジャロじゃない!!
マッキンリーですね。ごめんなさい。
植村直己様、ごめんなさい。
お父様よかったですね。明るくて遠くの景色が見えるというのはほっとします。
私の知らない大きな山のこと、読んでいてほぉーーー、です。
山は命のかたまり!何度同じ場所を通っても
生きている山は季節ごとに違う表情を見せてくれて、
幸福な気持ちになります~
>旧ちゃん
>>夏山の富士山にビーサンで行って、うっかりてっぺんまでいっちゃうような、
ものすごくぴったりな形容だと思いました!
でもこの人、マナスルとかダウラギリも、疑問視する声はあるにせよ一応、かなりてっぺんまで
行ってるんだよね。テントとか持って登ってるのかなぁ。ピンと来ないんだけど。
いずれにしてもスポンサー付ける人は嫌いな私は、
とってもとっても「古い人」ですー(笑)
>アシカさん
ありがとうございます。ほんとによかったです。
地図とか山とか好きだったけど身体が弱く自分ではあまり行動できなかった父なので、
部屋から山が見えているのはいいなぁと思います。
そういう人の娘がこうなるというのも、何かしら因縁のようなものがあるのかな。
大きな山、小さな山、どっちも好きです。
山、高きが故に貴からず、ですよね。