ネズミのお宿

気持ちよく晴れた土曜日。店を開けて商品を整理していたら、ネズミが侵入した形跡を発見。
侵入したどころか、気持ちよさそうな部屋を作って、暖かくてやわらかそうな布団も用意し、食べ物も持ち込んで、快適に過ごしていたようです。布団は私のタイ・ストールから製造したらしく、当然このストールは廃棄処分とパッチワーク用布行きに・・・。でも、一生懸命に綿(わた)っぽく加工してて、あぁ生き物はこうやって快適に過ごすための道具を製造するんだよね、と、ちょっと感動した。食べ物は栗とどんぐりです。
3ヶ所くらいにあったので片付けて、掃除をしておきました。

店に入り込むネズミは、大きなものではなく、ここらの森や畑にいるヒメネズミという本当に小さい種類です。見るとかわいくて、とてもとても罠をしかけたりする気にはなりません。

 駐車場もみじの落ち葉

 近くの道

 駐車場のどうだんつつじ

 四国もみじ
ちょっと赤が強すぎる、富士フィルムのベルビアというフィルムを思い出した

 庭のどうだんつつじ
FUJIFILM EX-1  Supertakmar35mm

午前中の早い時間に、例によってみゆきさん聴きながら作業をしていると電話。借りていた本に予約が入っているので近々返してね、とのことで、昨日が返却日だったのを忘れていたのに気づき急いで図書館に。ついでにまた借りる本を選び、今日は併設の博物館が無料開放だというので初めて入ってみました。縄文時代の土器や石器が展示の中心。土偶がかわいかった。土器なんかはつい10年前ならインドのあちこちでこういうの見たな、というのも多かったです。今はインドもあまり素焼きのものを使わなくなりましたね。
面白かった、思いがけず見られてよかったです。

パンツの裾に飾り布でパイピングするのに、手縫いでやってみたり、結局気に入らなくてほどいてミシンに切り替えたりしながら、土布パンツ1点作りました。この時期は、もうカディでも更紗でもないので、生地としてはこの土布やタイの中厚の手織りなどに限定されてきます。タイの中厚もなかなか入手しづらくなってきており、どうしていくべきか考えてしまいます。布も時代とともに移り変わっていくわけで、あぁあの頃あんなに山積みになっていたのにな、と思うことばかりです。そういう過去の布は総じてまじめな生地であったと思います。今は、偽装してるような生地、いい生地のふりをしているけど、そしてそういうフリは誠に年々上手になっていくけど、中身はいまひとつという、そういうものが多くなった。布に限らず、いま日本で買うあらゆるものが、そんな感じになってきているけど。

ではまた