近くの小諸にある黒斑山、近所の方が時々夏に登りに行くので名前だけは知っていましたが、登ったことはありませんでした。そこに昨日、ヒマラヤ友だちに誘われて、登ってきました。
出発点から見たこれから行く方向。中央に見えている山の向う側にある山なんだって。この時点で「一番手前の丘じゃないの? あんな遠く無理だろ・・・」と思った。
登ったというか、帰らせてもらえなかったというか(笑)
いや正直に言いますけど、この時期の黒斑に来る人で、途中マジで3回も「もう無理なんで帰ります」と言うような軟弱な奴は私以外一人もいませんよ!
皆さんちゃんと日頃から体力づくりなどに腐心されていて、こういうとこに登りに来るんだな~と、抜かされまくりながら思いました。
きつかったですわ・・・・・・。
ゴーキョよりつらかったです。
そうそう、だから声を大にして言いたいね。
こんな私が、黒斑で帰るとか泣き言を言う私が行けるヒマラヤ・トレックだから、誰でもその気になりさえすれば行けます、はい。
泣き言言いながら、励まされながら、だまされながら、何とかかんとか一山登ったら浅間が見えた。登っている間はくもってて残念、寒かった。
あとこんだけ登ればもうそんな登らないから、とかだまされつつ上ることになるトーミの頭という峠。林の横を人が登ってる、当然私もここを登るわけで・・・。ここきつかったですね(私にはね)。
ピースとかしてるけどもう死にそうなんですよほんとに。スパッツして冬用の登山靴履いてアイゼンつけて・・・。重いわ~。座ってらっしゃるのは同じ町内在住のクライミングが得意な方で、前回の小浅間に続いて今回も付き合ってくださいました。
これは下りてきた時に撮ったから晴れてるけど、トーミから見た黒斑山頂はこんな感じです。まだ登るじゃん! と思いつつも、いやここまで来たならあとちょっと、などとも思い、結局行くことに。トーミで引き返そうと思ってたんだけど。
ボス 中島みゆきさんの歌を思い出すんだ!
私 がんばって~から~死にたいな~~~
ボス なんか違うぞ
私 そこを越えておいで~ くじけないでおいで~
ボス そうだ行ける、歩いたら着く!
私 ひーーーーー
一応登頂した証拠写真。誰かがダルマ弁当の容器でこんなの作って置いてあった。雪の上にもたくさん並んでて面白かった。バックが浅間山、わが家の裏山です。
なんかすごいトコっぽいね、とか言いながら撮ったトーミの頭。
これはたぶん、南方向だと思います。眼下は小諸&佐久だと思う。遠くに八ヶ岳から南アルプス、写ってないけど北アルプスまで、そんで富士山まで、ビシバシに見えて綺麗でした。
画像ではわかんないけど北アかな?
下りだしたら急速に晴れてきてやがて快晴に。同行のお二人です。カメの私の後ろをついてきてくださり、ありがとうございました。
標高2000から2404まで、標高差は400。だけど上り下りあるからもうちょっと上った感じ。冬山入門コースとして名高いだけあって、歩きやすく危険な箇所も殆どない、よい山でした。
問題は、標高2000なのに7000かよというくらいにゼーハーしてしまう私の体力のなさですね。これはもうほんとに、運動不足以外の何物でもないです。当面ヒマラヤ行く予定はないからあれだけど、まじめに少し考えないとダメだと思いました。
下り道が3歩あれば登りの辛さを忘れる性格、それが自分。
山はいろいろなことを教えてくれますな。
購入後、家の庭で履いてみたことはあったけどちゃんと使ったことはなかった冬用登山靴と12本爪のアイゼンを、ようやく使うことができてよかった。雪のあるうちにまた、行ってみたいと思いつつ、いやでもそれには体力なんとかしなきゃ、間に合わない~とも思う筋肉痛の本日であります。
ではまた~