『メタボラ』とか

数日空けてしまいました。身内に病人がいたり、犬が要介護になってみたり、夫婦間で戦が勃発したり(一勝一敗で痛み分け終戦)、ダニに刺されてその後とびひ(普通オトナは感染しないらしいんですよね、私は子どもってことか)になってリンパ液垂れ流し状態の包帯腕になってたり・・・・・・。避暑地で長閑に暮らしているだけと思われている私ではありますが、そしてそれはほとんど事実であるのですが、ま、それだけじゃないってことよ(笑)
だって、人間だもんね・・・。
で、現実に背を向けてものすごい勢いで読書をしております。
帰国後、2週間で10冊というペースをほとんど崩さずに本は読んでいて、しかしあまりに読みすぎなので感想も記さずに来てしまい、自分が何を読んでいたのかもはや覚えてもいないのでありますが、それにしてもどれだけ暇なのか、私は。仕事しろ。
今週はまず桐野夏生の『メタボラ』。よかった。マル。
『柔らかな頬』、『グロテスク』をタイで読んでダークな気分になっていたのですが、これはいいんじゃないでしょうか。楽しかった。もちろん、楽しい本じゃないけどね、桐野さんですから。
それから池澤夏樹の『星に降る雪/修道院』という短編が2編入ったもの。この人は私、ちゃんと読んだのは初めてかな。芥川賞を取ったときに読んでいるかもしれないけど、他には記憶がありません。で、これですが、ええ、マル。文章が美しい。エンターテイメントではないので好みは分かれると思いますが。
それから角田光代の『しあわせのねだん』を読んで、今は貴志祐介『新世界より』を読んでます。先週は船戸与一やら谷甲州やらの長編を読み漁っていました。次に狙っているのは高村薫の『新リア王』とか、船戸与一の『砂のクロニクル』あたりです。しかし、この『砂の~』は三段組なんですよね・・・。いくらなんでも三段組って、読みづらそうだな。
そんなことより、だから、仕事しろってば。
ええ、店のほうは変わりなく営業しているので、ご心配なくどうぞお出かけください。
明日は晴れて暑くなりそうです。ほんとにもう梅雨明けしちゃうんでしょうか?
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