最後の1本

午後。
予報がはずれて今日もほとんど降らず、ついつい庭で草取りやら片付けやらをしてしまい、暑いわ疲れたわ腰が痛いわくしゃみ連発だわで、屋内に。そうそう、ヤクルトの最後の1本が冷蔵庫の中段に鎮座ましましていたはず。あれを飲みませう、飲みませう、甘くて冷えていておいしいでせう。
と思って冷蔵庫を開けると、
ないぞ!
どこにもないぞ!
ロバが飲んでました。
「なんで私のヤクルトを!」 断りもなく飲むのでしょうか。いえ、別に、私のと限定しなくてもいいのですが、最後の1本なのだから、せめて打診ってものをしてほしいのですよ。いけませんか? 間違ってますか、わたし?
夕方、友人宅に頼まれていた植物を届けに行って、その話に。
「最後の1本、最後の1個ってのは、夫婦喧嘩の種だよー、そんなこと、今ごろ気づくなんて遅すぎる!」
と友人。
その夫と妻は、カップラーメンの最後の「汁」をどちらが飲み干すかで、結婚生活20年のうち5本の指に入る大喧嘩をやらかしたことがあるそうです。
帰りにツルヤに寄って、ヤクルト(厳密に言うとヤクルト風の乳酸菌飲料ですが)を買ってきました。
ヤクルトは、タイに行くとなぜか無性に飲みたくなる。コンビニの冷蔵庫に立派に収まっているから。あと何となく、乳酸菌が異国の食べ物に荒らされる胃腸にいいような気がして。
タイではリポビタンDもポピュラーな飲み物で、列車内の飲み物売りが「リポ! リポ!」と迫ってきたのを思い出します。
明日は雨の予報。もう何日も続けてはずれてますが、コンドこそ降ってください。よろしくお願いします。