夕方の散歩の前にふとミョウガの足元を見ると、白い花が咲いていました。取り遅れになるところでした。さっそく、戻ってから収穫。わずかに3個。周辺が雑草やらなにやらでごちゃごちゃの場所なので、こんなものです。もう少し整理してやりたいのはやまやまなのですが・・・。
夕食のナスの味噌汁に入れて味わいました。
軽井沢は今日も気持ちのいい秋晴れ。
風も少しあり、カラッとしました。しばらく続いたじめじめ感がようやく抜けたかな。
明日も晴れますが、午後は雲行き怪しくなりそうです。明日から連休なんですね、お天気がそこそこもつといいのですが。
今日は昨日から縫いかけていたスカートを1点仕上げ、返す刀でもう1点スカートを縫いました。
パソコン仕事はどうしても根を詰めてしまうので敬遠していますが、ミシン系は動きまわるので何とかやろうという気になります。パターン取って、裁断して、ロックかけて、アイロン当てて、ミシンかけて、アイロン当てて、ロックかけて、ミシンかけて・・・・・・、というような感じで動き回っています。
夕方から、1枚の布を前に考え込む。
ものすごく気に入って、市場の布の山の中から掘り出したナガの厚手の布。ちょっとチンの匂いもします、詳細は不明。で、この布なんですが、後でよくよく見るとかなり大きな油ジミが数ヶ所にあり、このまま商品として出すのは無理でした。服のポケットなどのパーツとして使おうかなと思ってずっとミシンの近くに積んであったのですが、自分で使うなら染みなど気にしないし、何か服にしちゃおうかなと妄想しています。
布はほんとうに楽しい。
自分が布屋になるなんて、つい10年前まで予想もしませんでしたが、これはこれで適職だったのかな。どうでしょ。
ではまた
泣けない浅田次郎
軽井沢は本日も上天気。朝からからっと晴れて、夕方すこし薄雲が広がりましたが、いい天気でした。
しかし、最低気温は6.2度。
ずんずんずん。
迫り来る冬の足音(まだ早いか)。
今日は所要で郵便局へ行き、追分宿の古本屋さん「追分コロニー」に初めて立ち寄り、他にたまたまお客さんがいなかったのでご夫妻とお喋りしながら本を選ばせてもらいました。夫は阿佐田哲也の『麻雀放浪記』全巻セット。これは名作らしいですねぇ、私もいつか読みたいと思っていました。たしか中野翠さんご推薦。私は倉橋由美子の『アマノン国往還記』。お亡くなりになっていたとは知りませんでした・・・。
私が中学、高校あたりまでは、東京のどんな私鉄沿線の駅にも、駅近くに1軒は古本屋があり、文庫や新書などがずらっと並んでいたものでした。店主は店の奥で座ったまま動かない。ただし立ち読みには容赦なくハタキを持って意思表示。一日中本が読めそうで、新刊書店と違って忙しさとも無縁で、いいなぁと、子供心にたいへん憧れた職業でした。
で、浅田次郎ですが。
『月下の恋人』 ☆3つ
泣けない・・・・・・。
短編集なのですが、泣けたのは3編、かな。後は泣けない。
浅田次郎の短編で泣けないってのは、納得いかない。
だって、浅田次郎といえば、泣かせでしょう。それ以外にないでしょう(失礼を承知で)。
『蒼穹の昴』なんか、冒頭からしばらくの春児(チュンル)のセリフだけで1冊分号泣ですもん。
『地下鉄に乗って』も『日輪の遺産』も『プリズン・ホテル』でさえ、泣きでしょう。『きんぴか』シリーズだって泣かずに読むやつは心が枯れとる。
泣きたいから読んでるのに、泣かせてもらえないと、裏切られた気分・・・。
酒でも飲むか(笑)
ではまた
秋晴れつづく
朝、目が覚めたときに最初に思ったのは、「寒い・・・・・・」ってこと。
たいてい目覚めると、腰が痛いかどうか、足が痛いかどうか、しびれはどうか、などを考えて、大抵は暗澹とするのだけれど、今朝は単純に「う、さぶ・・・」。それもそのはず、本日の軽井沢、最低気温は8.5度だって。寒すぎるってば。
それでも晴れているのですぐに暖かくなり、犬の散歩をしたり、本を読んだり、縫い物をしたり、料理をしたり、の一日。
なんだこれ、どこの専業主婦の一日だよ(笑)
しかも哀しいかな、この専業主婦は、第三号国民年金被保険者ではないわけですよ。
稼がねばなりませぬ、自分で。
それにしても久しぶりの縫い物。
この春最後に作ったのが何だったのかもう忘れましたが、その後わたくしどん底に落ちておりまして、パソコンもだめ、ミシンもだめ、畑も庭もだめ、の、ダメダメ女になり果てておったのでありますが、ようやく何となく、何かを始めてもよさそうかなと思ってみたり。それでリハビリに、ミシンを動かしてみたりして。
パンツを縫ってみました。またそのうちに写真でも撮ろうかと思いますが、それを載せるのはこっちじゃなくてあっちかな・・・。
『海の仙人』 糸山秋子(ほんとは糸ふたつのイト) ☆4つ
仙人のように海辺の町で暮らす主人公のところに、ある日ファンタジーという名の神様が居候し始めて・・・、というファンタジー小説。芥川賞を取る前の作品です。これは芥川賞候補にはなったけど、受賞は逃した作品。
じわじわーっとしみるような味わいの小説。川上弘美さんに通じるものもありそうな。ところどころ泣けます。
ただ最後は、ちょっとやりすぎじゃないかと思いました。そこまでやると、マンガというか、ドロドロ昼メロというか、そういった印象を受けてしまいます。本当にそれが必要なのか、それなしでは成り立たないか、と考えてみると、読者の視線ではありますが、それがなくても成立する、ないほうがずっとすっきり成立する、と思えます。それともここに、作者がどうしても書きたかった一行があるのかな。
糸山さんの作品は『沖で待つ』をはじめいくつか読みましたが、けっこう好きな作風です。でもこの人は本当に、本が薄い(笑)。なんでだろう。寡作なの?
薄い本で文字数もギリギリだろって少なさで内容も実に淡々としたもので、それでも伝わるものがある。厚い本で文字数目一杯詰め込んでこれでもかこれでもかと書き込んでも、伝わらないこともある。いやはや、言葉というものは、そして小説というものは、なんというむずかしさでしょうか。
ではまた
ちょっと遠出
今日はちょっと遠出、佐久の望月のあたりに出かけてきました。友人がこの近くで新居を建築中で、それを見物しに。もう随分出来ていて、家が建っていくのっていいなぁと思いました。
写真は蓼科山。こんなにくっきり見えるのは珍しいそうです(友人談)。
帰りに佐久でバランスボールを購入して帰宅。今、そのボールに座ってます。椅子に座るというのがどうも苦痛で仕方なく、さりとてここしばらくは、立ったり歩いたりしていると脛の外側が痛くなってしまい(坐骨神経痛)、試してみようと思いまして。ぷにょぷにょして気持ちいいです、今のところ。若き日の空気椅子を思い出さないこともない、です。
久々に読んだ本。いや、ずっと濫読し続けているのですが、まったく記録しておりませんで。
『百年佳約』 村田喜代子 ☆3つ
朝鮮の葬式と結婚式についてよくわかる本。ただし時代は秀吉の頃の話なので、今もこうなのかはわかりませんが。でも、人の生き死にや結婚に関するかの国の人々の考え方は、今もそう大きくは変わっていないのかな、と思わされました。ただ、私にはあまり面白くなかったです。すいません。
『福音の少年』 あさのあつこ ☆3つと半分
あまりにも有名な著作『バッテリー』を読んでいません。時代物を2作読み、今回これを読みました。うーん、むずかしい。「これが一番書きたかった作品だ」と帯にありますが、そうだとすると、さらに、うーん。
全体的にはミステリー形式、ちょっとハードボイルド風味も入っていて、中心テーマは思春期の少年の心、なのだろうと思います。ハードボイルド風味を入れようと無理してる感が否めず、この部分ははっきりと違和感を覚えました。主人公である2人の少年の掛け合いも、いささか冗長に過ぎる部分があり、これも不自然なものを感じました。ミステリーとしてみると、最後は唐突で不自然かな。
前に時代物の時にも同じように感じ、書いたと思いますが、この作家は書きたいものがありすぎて、書きすぎてしまっているのではないか、と思います。作品の数ではなく、書き込みすぎ、詰め込みすぎ、のような気がする。結果、本当に書きたいものが立ち上がらない。
だけどこの人の作品を読もうと思うのは、この人は書かずにはいられない人であり、同時に、書くべき人だと思うから。えらそうでまことにすみません。
『たすけ鍼』 山本一力 ☆1つ
江戸人情話を書けばどれもホームランとはいかないまでもヒット性の当たりを飛ばしてくる山本一力さんですが、これはちょっと、いただけませんぜ。
雑誌に単発で出していたものを加筆して1冊にした、ものなのですが、辻褄が・・・。話が途中で切れる・・・。これがこうしてこうなって、そしたらこうなってこうなった。話ってのはそういう風にいかなくちゃ仕様がないものでござんしょう。これがまぁ見事に、ぼこっと抜け落ちている。あの話はどうなったんで? と、聞きたい箇所少なくとも3箇所。
これはねぇ、そもそもが小説として成り立っていないのではないかなぁ。作家も作家だけど、編集者も何やってんだ、と言いたいです。すっごい不満足。
ではまた
キノコ大発生
日本中そうだったようですが、軽井沢も延々と雨に悩まされました。昨日の午後襲った雷雨で、どうやら峠は越えたもよう。今日は午前中はともかく、昼過ぎからからりと晴れました。
固まって出てきたキノコ。
毒キノコだと思われます。
もちろん私は実験してはおりません。
これは何だかですねー。
食べられそうにも思うのですが。
図鑑で見ると食べられそうな気がしますが。
もちろん実験はしておりません。
見事な毒キノコ。
美しいけど毒キノコ。
美しいから(?) 毒キノコ。
明日も晴れる予報です。このところ腰の調子が悪く、パソコン仕事も休み休み、何も進まず、何も生まず、何だか悶々としております。ではまた
バラの復活
ここしばらく雨続きで畑も庭も水疲れしているのですが、バラは元気に咲き始めました。とは言っても、葉っぱは黒点病でほとんどなかったり(毟ったり)するのですが。それでも新しく伸びた枝の葉は元気です。
チャイナローズ。
日当たりのいい場所にあるので、比較的元気です。ほったらかし度も高いのですが・・・。
いつもバラの苗をくださる方に、「どんなのが欲しい?」と聞かれ、「うーん、黄色いバラ」と図々しくも要望していただいた、ずばり、黄色いバラ。名前は・・・・・・、グラハム・ハンコック、でしょうか。
これはビンゴ。
つるバラのはずですが、なかなかその性質を現しません。未だに木バラ。環境が気に入らないのかもしれませんね。
夏の間伸び盛った雑草を前に呆然と立ちすくむ、例年通りの9月のわたくし。この雑草の中には、あけびなども含まれているので始末が悪いのです。
今年こそ、植物を植え替えて、もっと株間を広げ、手入れしやすい庭にしたい、と思ってはいるのですが、体が動きません。こうして秋は日一日と深まりゆくのですわ・・・。
ではまた
じめじめ
昨夜激しく降った雨も朝にはすっかり止んでいましたが、散歩で通った町営のテニスコートは全部じゃないけど水没していました。日中はくもりのまま推移し、夕方からまた雨。今日もいっとき、激しく降りました。全体的なじめじめ感が抜けない軽井沢です。
ときどき行くラーメン屋さんで、1ヶ月ほど前だったか、初めて親仁さんに話しかけられたのですが、それが開口一番、
「山、やってるでしょ?」
「え?」
「山。あれ、やってない?」
「いや、あの、やってると言えばやってる・・・」
「でしょっ!」
いったいなぜそのように確信を持って思ったのかはわからないのですが・・・。親仁さんは今、百名山を踏破してる最中なのだそうです。
なつかしい・・・。
百名山・・・。
すごく流行った。今もその世界では流行っているのだろうか。
私は日本の山をちゃんと登った経験がそんなにないのですよね。
大学出てすぐの時、ヒマラヤへ行くって話を高校時代の恩師にしたらえらい心配されて、自分の同級生の山ヤを紹介され、一緒に北岳へ行く羽目になったのですが、雨と私がだらしないせいで山頂を踏まずに下山したという、にげぇ思い出があるくらい。
北アルプスの穂高まわりは1度縦走しましたが、落ちたら死ぬって崖のルートが怖くてねぇ、正直、二度と行きたくない。山小屋もしんどすぎる(1枚の布団に3人寝ろって言われても・・・)し、行列作って歩くのもしんどすぎました。
剣にも行きました。この時は山岳雑誌の取材でさ、メットかぶって纏足みたいなクライミングシューズ履いて、縄で縛られて崖から吊るされました・・・・・・。プレイですか(笑)
黒部峡谷から上がったのだけど、途中沢の水を飲みながら2日かけて尾根に上がったら、山小屋のトイレの汚物が全部その沢に捨てられてるのを見てしまい、大学山岳部のお兄さんと共にお腹壊しました・・・。二度とあそこも行きたくない。(かれこれ15年ほど前の話です、今はもうそんなことは・・・?)
結論、日本の山はしんどい。
単に私が軟弱惰弱なだけですが。
それにしても、なぜあの親仁さんは私にあんなふうに聞いたのでしょうか。その店で夫婦間でも山の話などしたことはないと思うんだけど。いつも仕事の話をああじゃこうじゃとしているだけで。
何か匂いがしたんでしょうかねぇ・・・。
山の匂い・・・、なんだろ。あまりいい匂いじゃなさそう(笑)
ではまた
蒸し暑い、→ 激しい夕立
このところの雨続きですっかり夏は終わった気配濃厚の軽井沢ですが、今日は日中比較的晴れて、最高気温も27度と蒸し暑くなりました。
でも夕方には雷が始まって、雨。いっとき激しく降りました。
来春のために蒔いた種が発芽してきました。これはイングリッシュデイジーの芽。おそるべき小ささです。これを育てるのかと思うと、気が重いというか心配というか・・・。小さい芽はすぐに溶けたり消えたりするんですよね。痕跡すら残らなかったりする。育つといいのですが。
先祖がえりハナモモの実。
まるでほんとうの桃のようです。
食べられそうです、美味しそうです。
でも硬くて、多分マズいと思います(今年は未挑戦)。
これが食べられる桃だったらなぁ・・・・・・。
今年はすももが豊作だったのですっかり気をよくし、他にもプルーンや梅などの果樹を植えようかという野望を抱きつつあります。今まで「どうせ軽井沢は実物はダメだから・・・」と、半ば諦めていたのですが。いけるかもしれない、とわかると俄然やる気に。もっと早くやる気になればよかった・・・。
読んだ本
『血の味』 沢木耕太郎 ☆3つ
『 エスケイプ/アブセント』 絲山秋子 ☆3つ
どちらもいまひとつだったなぁ。
いろいろ変更終了しました
なんとか大雑把ですが移転しました。
今日だけこちらからご案内します。このリンクは数日で消しますので、もしブックマークしていただけるようでしたら、お早めに。ここからはたどれなくなりますです。
まず旧店ホームページへ行ってください。後は自動でそっちへ行きます。
まだメールの確認ができてないのですが、まぁいきなりメールする人はいないでしょうから・・・。
その他、表示がおかしいとか、何か問題がありましたら、お知らせいただけると幸いです。
いろんなブラウザとかマックとか、確認していません。
では、寝ますzzzzzzz
雨の軽井沢からお知らせ
(2日間この記事をトップで固定していました。この前にあるいくつかの記事は、管理人の移転備忘録のようなものですので、無視してください)
今朝も雨になっています。激しい降りは収まりましたが、なかなか止みません。
さて、お知らせです。
いよいよこの月末で店名・営業形態を変更します。
このため、ホームページも移動します。
30日、31日の2日間でなんとか無事にサーバーを移動したいと思っています。
できるかどうか自信はないのですが・・・(笑)
しばらくの間、このブログも含めて全体的にたいへん不安定な状態になりますので、ご了承ください。お暇な方は、無事の移転を祈ってやってくださいませ。
また改めてアナウンスしますが、今までのメールアドレス(mailの後ろにドメイン名)は少なくとも来春までは生きていますのでご心配なく。
(特記)
ムンバイの病院に検査入院されていたダライ・ラマ14世チベット法王は、検査の結果異常なしと診断されたそうです。立て続けの外遊のお疲れだったようですね。ひとまず安堵いたしました。