関東ぐるり

また西湘の団地に行ってきた。火曜日に出かけて、土曜日くらいに戻る予定にしていたのだが、天気が悪くなる予想だったので木曜に帰って来た。梅雨入り前にと思ったのだが結局雨に予定を決められた。2泊3日。そのうち2日は走りっぱなし(^^;

往路は珍しく関東回り。御代田に用があったのでそのまま佐久へ出て下仁田へ峠を抜けた。そこから延々と群馬~埼玉~東京~神奈川と、なんとまぁ下道で。7時間くらいかかったかな、途中で野菜を買ったりはしたけど。
水曜は小田原で買い物。
木曜は「白子に玉ねぎを買いに行く」ことに盛り上がり、川崎からアクアラインを通って茂原辺りまで、これは半分以上高速で。そこから海岸線に出て白子町で玉ねぎを買った。10kgで1000円、しかもおまけ付きという……。おまけだけでこっちで買ったら1000円だよという……。産地おそるべし。
最盛期は過ぎているのでもうないかなと思って行ったけど、あちこちで10kgのネット入りが山積みになっていた。コンビニの前に積んであるのも見た。
昔、そんなこと全然知らなくてこの辺りを旅行中に偶然巨大な玉ねぎを見かけ、買ったことがあった。それがたぶん白子(辺り)の玉ねぎだったと思う。あんなに大きな玉ねぎはその後も見たことがない。今回もそこまで大きな玉ではなかったけど、十分美味しそうだった。農家の庭先のようなところに小屋掛けをして、おばあさんと娘さんかお嫁さんのような年頃の人が店番をしていた。次も機会があったら行きたいと思うのでお店のカードをもらってきた。

玉ねぎは買ったけどどうやって帰るかは決めていなかった。つくば市の方に抜けて行くのがいちばん近そうに思えたので「筑波山」を目指してみた。千葉県を抜けるのにものすごく時間がかかり、茨城に入ってもとんでもなく距離が伸びず。つくば学園都市の見事な街路樹の続く道路に見とれたり、「おぉ、あれが筑波山である」と思ったりしながら走る走る。
私は途中で高崎に続く高速に乗れると思ったのだが、それは私の感覚よりもさらに北にあったらしく、結局つくばの辺りから行先を高崎に変更して延々と下道。高崎に着けば着いたでもう高速に乗る意味がない(かなり遠回りになる)。
そんなわけで12時間も車に乗りっぱなし、何度か下りて買い物したりお昼食べたりしただけで、全くもって、下道バカの3日間だった。神奈川~千葉~茨城~埼玉~群馬と、ひたすら通過した。あと栃木が入ったら全県制覇だった・笑
私は国境バカで、夫は下道バカ、なんだよね。

木曜日は曇りの予報だったのが晴れて、まぁドライブ日和と言えば言えた。帰宅して夜遅くから雨になり、強く降った時間帯もあった。今は小やみだが、雨は続きそう。

 

 『凍る草原に鐘は鳴る』 天城光琴

松本清張賞受賞作なのだが、推理小説ではない。ファンタジー小説だと思う。古い時代のもちろん架空の地の話。遊牧の民と定住の民が暮らす国で起きた謎の現象。動くものが見えなくなるという……。まずこの設定がイメージしづらくてちょっとなぁという。物語が大きく動くのが遅すぎて、動いてからがあっという間すぎる。それと登場人物の台詞にかなりの違和感があった。人はこんな風には喋らない。まして文字を持たない民がこんな風に喋り、誰もがそれを理解するとは思えない。
☆2.5 小説ってほんとに難しいなと思わされた

 『あの家に暮らす四人の女』 三浦しをん

杉並区の大きな家に暮らす母娘、それに娘の友人2人(+謎の老人1人)が織りなす楽しい日々。杉並という土地の中途半端感とか、新宿伊勢丹の立ち位置とか、隣の世田谷区で生まれ育った私にも「わかるわかる」と思うことがたくさんあった。するする読めて上の作品との違いが顕著だった。
☆3.5 楽しい小説はよいものだ

ではまた