昨日開花を確認したコブシ。今日はさらにたくさん咲いていた。
コブシが咲けば農作業。
遅い春の訪れを告げる花だ。
あんずの蕾がようやくここまで膨らんできた
スモモはまだこの感じ
レンギョウが一つ二つ咲いていた
今日はオーダー品の生地がようやく決まり、その仕事。
午後からは1点パターンを作って裁断、縫製に入ったところ。
花粉でなかなか散歩も行きたくない感じなので、また自転車を始めた。購入後22年くらい経っていそうなエアロバイク、ついにはっきりと故障を確認。けれど一部は使えるので脈拍の計測なしで使っている。たまにいきなり負荷がマックスになったりする(^^; それを除けば使えるので20分せっせと漕いでいる。
高校生の頃は自転車通学(バスだと朝練の下級生時間に間に合わない)しており、学校まで全速力でほぼ18分だった。往路は登って下って登る。帰路はその逆。朝練昼練午後練と走り回った上に往復約40分の自転車。あの頃の自分が眩しい・笑
同じ中学だった子が近くの都立高に通っており、たまに夕方私を見かけたらしい。しかし「おい後藤!」と声をかけてもかけなくても、私は疾風の如く駆けており、一度もそれに気付くことがなかった、そうだ。私は全力で学校から逃げていた(^^;
『喜べ、幸いなる魂よ』 佐藤亜紀
18世紀のベルギー、フランドル地方を舞台にした話。幼馴染の二人がまだほんの幼い時期に結ばれ子も作るが、その後別々の道を進むことになり……。女性の方は天才的な学者肌でありながら当時は女性が学究の道に進むことも本を出版することもできず、修道院のような「ベギン」と呼ばれる集団に入り、弟の名を借りて本を出し、貧しい女たちに生きる術を身に着けさせる。男性の方は望まぬ結婚を繰り返しながら子を育て、やがて戦争が始まる。
☆4.5 不自由な時代をものともせずに自立して生きる主人公がかっこいい
エゴイストでもあるし、薄情者でもあるのだけど、欲深ではない。金銭欲も名誉欲もない女の一生が潔い。互いに互いの温度で思いあいながら結ばれない二人にもどかしさが募りつつ。かっこよくも切ない物語だった。こういう時代時代を経て、今の世界がある。
かつてなく読みやすい佐藤亜紀、ではないかと思った。
ではまた