今朝6時半頃の様子。まだ雪が降っていて、7~8センチ積もっています。
そろそろ雪は終わりにしてもらいたいですけど・・・。
今日は晴れはしませんでしたが午前の遅い時間に雪は止み、気温は4~5℃にはなったと思うのでかなり溶けました。真冬とは違うからありがたいけど、ほんとにもう雪はいいです。
ナガの生地をカットしてアイロン。ちょうど少し前に読み返した本が置いてあったので一緒に♡
生地はこれからバッグにします。ところどころ糸が引けているので、きれいに直せるところは直しました。この生地、普通の平織りではなく複雑な織り方なので、単純に裏で引っ張ればいいというものでもないのです。
本の方はご存知(?)開高健の「夏の闇」。トゲトゲちゃんとか柿ピーとか出てくるやつね。ベトナムから帰ってボロボロ状態の開高健がドイツに行って愛人としばらく暮らし、そしてまたベトナムに帰って行くという話です。この小説を高校生だった私に勧めてくれた先生がこの冬に亡くなられ、思い出をたどりたくて読み返しました。たまたま恩師と一緒に(別に話し合ったわけじゃないけど)読み返したのですが、私はドイツの環状線にあいかわらず「なんかよくわからん」と思い、恩師はサイゴンの阿片窟の描写の「コンデンスミルクの空き缶」に「あ!」と思ったそうです。アメリカ支配下だからこそそんなものがそこらに転がっているという・・・。
そういう偲び方をしてお別れとさせてもらいました。
そういえば、私は母校で教育実習をしたのですが、どこをどう引っ叩いても教師の器ではない人間でして、それでもなってみればそれなりになった、かも、かも、しれませんけどまぁそれは置いといて。その後で、亡くなった先生だけが私に、「もしここに来たいなら来い、何とかする」と言ってくださったんだっけと思い出しました。「自分は旅に出ます」とせっかくの恩師のご厚情に応えなかった自分だったな。
まぁ、その学校には最終的に犬猿の仲となってしまったソフト部の監督がいましたから、その人と同僚になるなんて太陽が西から昇ったってありえない話でしたけど。
雪で外仕事ができないので1日縫製したり、次に作るものを考えたりしていました。たまたま夫が留守していたので、久々にみゆき劇場。縫製しながらCDを取っ替え引っ替えして聴いて、夕方には「一会」のDVDをば。満足。
ではまた