ごちゃごちゃに・・・

今までは、タイの布、ラオスの布、インドの布、インドネシアの布。このあたりを多く使って服などを作っていました。
基本的にはシンプルなものが好きなので、パッチワークはほとんど使ってきませんでした。
最近になって、なぜか和布が加わり、しかも大量に・・・・・・。
ただでさえたいした容量ではない頭の中がごっちゃごちゃになってきてしまいました。

一歩間違えると、とんでもない代物を作ってしまいそうです。
冷静に、よく考えてやらないと。

和布が加わったのは、アジアの布、特に古い布とあわせる布が欲しかったから、でした。
いま生産されている生地をどんな風に使ったら合わせられるか、考えてもイメージが湧かない。ストーンウォッシュ加工でもすれば、少しはいいかとも思いますが、私がやるには現実的ではない。そういう加工のされている生地を買うのも検討しましたが、いまひとつノらなかった。
で、ある日、なんとなくネットを見ていて見つけたんです、「昔の野良着」というものを。
買ってみたらそれなりにしっかりした縞の木綿でした。
時代小説によく出てくる、縞木綿、めくら縞、筒袖、かるさん・・・・・・、何だかそんな言葉が急に実物になって目の前に来た感じでした。裏布は藍だったりして。
あんなに探していたいい木綿やいい藍が、なんだ、こんな近くにあったのか・・・、と、目からウロコでした。
で、ちょっといろいろと手を出してみたりして、けっこうな数の着物を手に入れて、ひーひー言いながら解いているというわけです。解くのが誤算だった、もっと手早く解けると思ってました。2時間でも解けない着物が数知れず・・・。
私の親の着物や、夫の母の着物なんかもあります。私自身は着物を持っていなかったんですよね。

和布は和布だけで使いたくなってしまうし、何だかもう、支離滅裂になってきました。
パッチワークが続くとシンプルなものが縫いたくなるし。
いやはや、布ワールドは際限がありません。

季節物にこだわらず、ぼちぼちいろんなものを作っていこうかと思ってます。
とりあえず、営業としてはもう終わったも同然なので、自分のものを作ろうかなw

真綿の入った着物


冬の陽射しの下で、着物ほどき。
綿入れの着物を解いて綿を剥がすときには、外でやらないと室内が大変なことになりそうです。


大島(風)の表、木綿の裏地、真ん中に真綿。
写っている棒みたいなのはリッパーという洋裁道具。解くのにたいへん便利。でもすぐに切れ味が悪くなります。
繭を叩いて伸ばして綿にするなんて、誰が考え付いたことなんだろう。
丁寧にはがして、いつか自分の服に入れようと思ってます。

エコ好きのタイ兄弟に話したら欲しがりそうだ。
タイでは真綿なんてあるのだろうか・・・?
「エコ~! ナチュラル~!」 と盛んに言っていた布団の中綿は何だったのかな。

今日は山の畑友人が前触れなくやってきて、ガラッと窓を開けて入って・・・、は来なかったけど、声かけられたのでびっくりしました。ちょうど台所にいて、ぜんぜん気づかなかった。
一緒にお昼を食べて、午後アウトレットなぞに。
GAPが新しく入っていました。知らんかった。
いろんな店を見て回ったけど、私は結局GAPでニットのロングベストを買いました。
編み物は、昔はそりゃぁ好きでやったもんだけど、今は時間がないのでやりません。
これを着て来月のコンサートに行くのー♪ (ビョーキとしか思えません、自分でも)

ノースフェースやLLビーンやエディバウアーなどの店を回りながら、ふと友人が言いました。
「ぜーんぜん、もうアウトドアには興味がないって顔してる・・・」
うーん、そうかな、そうかもしれん。
これでも今年の1月2月はかなり盛り上がり、なんつったってアイゼンとか買っちゃったのだが。
確かに、最近思うのは、あの焼けるような辺境への思い、みたいなものが失せたな、ということです。
理由も何もなく、ずっと荒野に行きたかった。今は、別に行かなくてもいいやと思うw
また湧いてくるときがくるかもしれないですが。
今はとにかく「服作らなきゃ」と思ってるからかもしれないなぁ。どうなんだろう。

明日は雨の予報です。気温は高いけど、陽射しがないから寒く感じるかな。ではまた