昨日戻ってきた。軽井沢に向かったのが土曜の夜だったから、ちょうど寒波と一緒というか。軽井沢に入ると-6℃の表示。翌朝起きると-11℃だった。
わが家から離れない三毛の梅さんがいるところに、黒っぽくでかい猫が押しかけているのがカメラに写り、その後でかい猫は立ち去ったようなのだが以後36時間以上梅さんの姿が確認できない。心配になってしまい、様子を見に行った。
梅さんは元気で外にいた。後でカメラを確認すると、私たちが到着する20分ほど前にわが家に来たらしかった。でかい猫の姿を見て、近寄らないようにしていたのか、そのへんはわからないけど、まぁよかった。
夫の歯科の予約もあり、梅さんの餌をたくさん置き、3泊してまた海の近くに戻ってきた。
過去旅しごと。
シーサンパンナへ~1989.10-12中国の旅④
旅の間に日記を付けていたのだが、今回軽井沢で探したところ見当たらないものもあって、その中の1つがこの時の旅。1人で旅していた時には絶対に付けていたのになぁ。どこにあるんだろう……。
あともうひとつ不思議なのが、昨年せっせとデジタル化したはずの画像が、これも一部がないというか、やっていないのか? 見当たらない。デジタル化はかなり前に一度やっているのだが、その時は「よさそうな写真」を選んでやったと思う。そこから漏れたものの中にも使えるものがありそうなので、昨年2度目のデジタル化をしたはずなんだけどな。記憶も曖昧だし、ダメだこりゃ。
『小説8050』 林真理子
林真理子、好きでも嫌いでもなく、けれど殆ど読んでいない作家。過去に読んで覚えているのは『家族旅行』くらいだ、これは割とよかった。
で、これだけど。
そもそも、8050の話ではない。このまま行ったら8050になりそうな5020の話だ。登場人物が全員これでもかというくらいにステレオタイプで辟易する。
☆2 こんなにつまらない小説を書く人だったかなぁ
『ひそやかな花園』 角田光代
非夫婦間体外受精によって生まれた子どもたちの話。全員が「父親が誰だかわからない」境遇の子どもたちが、幼い頃に一時期親同士のかかわりの中で一緒に夏のキャンプに出掛け、その後そのキャンプはなくなってしまう。十数年後に彼らはかつての友だちを探そうとし始めて……、という話。父親探しの話というよりは、一人一人の子どもの人生そのものがテーマだと思う。
☆4 希望の見えるラストでよかった
『カケラ』 湊かなえ
うーーーーん。どうもこの人とは相性が悪いのか、今まで一度もいいと思ったことがない。これはその中では一番よかったのだが、結局、主人公がなぜ死ぬのか、なぜ美容整形外科医がその謎を追うのか、よくわからなかった。出てくる人のキャラが立っているようで立っていないのも気になった。皆が皆、極端なんだよな……。
☆3 独白ものは疲れるな
『ひとたびはポプラに臥す』1と2 宮本輝
宮本輝! たぶん四半世紀とかもっとぶりだと思う。「泥の河」「優駿」このあたりで自分の中では終わっていた(^^;
この旅行記も知ってはいたが手に取ることはなかった。1995年のシルクロード旅行、編集者、カメラマン、秘書、息子などの大部隊でガイド通訳を連れて専用車での移動だ。それを「しんどい苦しい」と大げさに語られてもなぁ……、という気持ちをずっと持っていたと思う。
今読んでみると、けっこう本音で中国人特に漢族に文句をばりばり言っていて面白い。その点はすごくわかる、共感する。ただ私は関西弁が苦手で、特に文字化された関西弁は嫌なのね、そこがちょいと。関西弁を文字で書いて許せるのは開高健と高橋和巳だけ。思いっきり偏向している。
☆4 写真を見たくて借りた、ここに写っている中国は私の記憶にも近い
旅行中、一行は「大盤鶏」という料理ばかりを食べていたという。私は食べたことがない。おそらく飯屋のメニューの中で一二を争う高額料理、そして数人で囲むのが当然のものだからだと思う。
トイレが汚くて入れない、という記述が何度も出てくる。これもどうかな、私ならどんなに汚くても用があるのなら入るしかないと考えるし実際そうしてきた。「汚くて入れない」なんて言うのは、どうにかなるからじゃないかな。大体オトコの方がだらしないんだけどね(^^;
それと、公安や兵隊やそういう人間が賄賂を公然と受け取っている、という描写も何度も出てくるのだが、私は見たことがないような……。あったっけかな。むしろこういう人たちに親切にされた記憶しかなく、いや私が記憶を美化しているのか? そのへんはガイドがいるからむしろ見えてしまうものなんだろうか。そんなことを考えながら読んだ。
今日、買い物に行くと車が渋滞していた。年末休みに入っていることを実感。今年は帰省する人も多いようで、それはそれでよいことだと思う。オミクロン株とやらも感染力は強いものの毒性はさほど強くないという、ウイルスの正常進化が確認できそうなものらしいし。こうしてコロナも歴史の1ページに、早くなるといいと思う。
ではまた