雨のち晴れ

雨は夜中に降っていて、7時頃に起きた時にはもう止んでいた。
コンクリートの建物の中にいると、雨の音って聞こえないものなんだなぁ。私は国内では集合住宅に住んだ経験がなく、タイでそういえばどんなに土砂降りでも聞こえなかったと思い出した。

中島みゆきさんの中止になったコンサートツアー、CDになって発売されるとな。特典映像とやらも付くらしいので、とりあえず予約した。間違えないように(笑)。たぶん大丈夫。
トレーラーというのも公開されていて早速聴いた。
いや実は昨日? 一昨日? くらいに知ったのだが、私のPCは現在音が出ない仕様になっており、考えた末にイヤホンをネットで買って今日届いたのだ。
いいですな~。セトリあらためて見ると、なんかすごい。ローリングか~、好きなんだよな、聴きたかったな。まぁ一つ言うことがあるとすれば、「この世に二人だけ」じゃなくて「走」とか、どうですかね(^^;

私はこのツアー、5月と6月のチケットを持ってて、6月なんて千秋楽ですよ千秋楽! なのに中止になってしまって結局行けなかった。もともと旅に出る計画があったので前半戦はまったく狙わず、後半戦のみに焦点を当てて当たってたのに(千秋楽を当てたのは友人だが)。ほんと残念だった。
初日の1/12は徹夜覚悟で並んだらチケット取れたらしいんだけど、日本にいないとわかっていたから頑張らなかった。その日自分がどこにいたかっていうと、インドのシリグリからディマプールという町への移動中で、公演中はたぶん列車の中にいたと思う。

でもあれだ。旅とコンサートとどっちを取るかとなったら、そりゃもちろん旅だ。

で、本日の過去旅しごと。
雲南・昆明 1989.10-12中国の旅③

発掘した過去の文章に若干加筆訂正してみた。この頃は出版業界にはまったく関わっておらず、そういう確固たる希望を持っていたわけでもなく、ただのプーだった。文章は今とそんなに変わらないように思うが、いま読み返すと説明が足りない部分も多々あった(^^;

 

 『テティスの逆鱗』唯川恵
かなり知られた作家だけれども、ずっと敬遠していた。一度も読んだことがない。イメージだけであれだけど、ちゃらい小説なんじゃないか、自分には合わないと思ってきた。最近、そんな風にして手に取らなかった作家の作品も読んでみる気になり、借りてみたのがこれ。
美容整形の話で、若干ホラー風。映画でこういうのがあった、メリルストリープが出てくるやつ。つまらなくはないけど、だからといって……。色々とリアリティに欠けすぎているし、どうもちょっと……。
☆3 出張の際に新幹線で読むような小説だった

 『架空の球を追う』 森絵都
こちらもよく見かける著者だが、読んだことはないように思う。短編集、ショートショートくらいのものも含まれていた。何気ない情景を切り取っているだけなのだが、とても面白かった。1編だけ、面白がらせるために書いたわけではないものが入っていて、それが一番心に残った。
☆4 この作家、只者ではないことがよくわかった

この人の名前を何で知っているのかとちょっと調べると、「風に舞い上がるビニールシート」で直木賞を取っていた。そうそう、思い出した。確か似た感じの人との女性ダブル受賞だった。もしかすると、この小説だけは読んだことがあるかもしれない。何作か読んでみたい。

ではまた