朝から快晴、午後買い物に出たが暑いくらいで驚いた。最高気温は13℃前後だったらしいが、体感はもっと高いかもしれない。軽井沢との行き来もしているので、なかなか暖かさに慣れないような。何を着て外に出ればいいのかよくわからない(^^; 軽井沢では玄関を開ける時には完全防備なので特に。
こちらにいる時にはできるだけ過去旅の整理をしようと思っているのだが、旅のノートを持ってくるまでの気合は入れていなかった。それがあると宿の名前や価格、買ったもの食べたもの、大抵わかるんだけど。今度行ったら持ってこようかと思っている。
昨日も89年に北京で泊った宿の名前がわからず、そのままにしてしまったのだが、今日ふと思い出したのが、私は過去、ある時期まで旅をした後にそれをまとめて書いていた、それをずいぶん前にデータ化したはず、ということだった。当時の私はワープロ専用機(そもそもまだパソコンは一般的ではなかった)で書いており、それをフロッピーディスクに入れて保管していた。データの日付によると2004年に思い立ってPCでも読める形に変換したようだ。そのデータがHDDの中に入っていた。
とはいえ完全に変換できたわけではなく、残念ながら消えている部分や判読できないものもかなりある。それでも例えば89年の中国などはかなり残っており、北京の宿も僑園飯店という名前だとわかった。宿泊代などはわからないので、ノートを探して持ってきたい。
というわけで本日の過去旅しごと。
北京~桂林 19892度目の中国②
大連~北京 19892度目の中国①
①の方も書き直した部分があるのでよかったら。
『渡良瀬』 佐伯一麦
仙台に戻る前、茨城県で働いていたことがあるという作家の、その頃の話。電気工として働く日々がこれでもかというくらい丁寧に書かれている。同時に関係性が危うい妻や3人の幼い子たちとの暮らしも描かれる。工場での仕事の話がほんとに恐ろしく詳細なので、その部分はちょっと全部読めずにナナメった。本当に、私小説の人なんだな~、と思った。
因みにこれは月間「海燕」に連載されていたものが雑誌が廃刊になって未完のまま17年ほど寝かされ、そして完結して世に出たものとのことだ。
☆3.5 酒量も多いね、読んでたら飲みたくなった
『ばにらさま』 山本文緒
短編集。著者最後の著作になるのかもしれない。
生きづらさを抱えた女たちの話、色んな所に「あーわかるなー」という断片がある。私よりも2年か3年上の人だそうで、亡くなられたことがあらためて残念。
☆4 しかしこの表紙な~、作家を知らなければ絶対に読まないね
ではまた