標高1000から戻る

また何日か軽井沢に戻ってきた。着いた日は最低気温が-10℃ほどとこの冬一番の冷え込みになったらしく、9時過ぎに町に入ったが道路の気温表示は-4℃だった。寒いですなぁ。
今回の帰宅は私の通院がメインの仕事。とにかく薬を貰わんことには! ということで行ってきた。予約をしてあったが、受付で「薬だけでも出来ますよ」と言われ、あぁ混んでいるわけねと思って了承した。特に問題があるわけではなかったし。でもしっかり再診料も取られるのか(^^;
薬局で薬を買って一安心。

それから図書館にも出かけた。軽井沢では2か所の図書館を利用している。片方は自分の町、もう片方は隣の町。どちらも良さがあるが、軽井沢は特にシーズン中は混雑するエリアにあるため、普段は滅多に行かない。
今回は年末年始もあることだし、両方に行っていろいろ借りてみた。読書ができるのは本当にうれしい、楽しい。

過去旅しごと。
1989年の2度目のネパール

この頃まではまだカメラはコンパクトカメラだけ、フィルムもおそらく普通のものを使っていたと思う。ポジフィルムの存在は88年に知ったが、この旅でそれは使っていないと思う。気合を入れて写真を撮り始める前で、そもそも殆ど撮っていないような感じだ。よろしかったらどうぞ。

 

 『六月の雪』 乃南アサ
『チーム・オベリベリ』以来の乃南アサ。まったく中身を知らずに借りた。
祖母と暮らしている32歳の女性が主人公。途中から舞台は台湾に移り、風景や食べ物やそういうものについてはとても楽しく読んだ。台湾に行ってみたくなる本だと思う。私も舞台である台南には行ったことがないので、ぜひ一度訪れてみたいし、六月の雪を見てみたいと思う。
台湾の歴史をまったく知らない人も多いと思う。私も詳しくは知らないわけで、そういうあれこれも勉強になる。
ただ、くどいな。途中で挫折しそうになるくらいにくどい、しつこい。
台湾で世話してくれる人たちや出会った人の話、認知症を発症している自分の祖母やその娘の話などがつながりがあるのかどうなのか微妙な感じで描かれていくのだが、「この話要る?」と思ってしまうんだなこれが。もっとストレートに、32歳の悩める女子の驚き連続1週間、でよかったんじゃないかと思えてならない。色んなエピソードというか話というかが詰め込み過ぎでかみ合わず、書かれなければならない理由が見えなかった。
☆3.5 骨格部分だけなら面白いのに残念感が大きくなってしまった

まったく中身を知らずに……、というのはこれは今いる場所の図書館で借りたので。表紙をめくったところに帯が貼られていないのだ、こちらは。
軽井沢も御代田も、表紙をめくると帯が貼られている。古い本だとないこともあるが、ここ20年ほどの間に刊行されていれば大抵は。だから概要のようなものはわかって借りている。この本であれば主人公が祖母の思い出を辿って台湾に行く話だ、くらいはわかって借りると思う。
全国的に、どうなんだろう? 帯、貼ってあります?

ではまた