昨夜はすごい風だった。今季最強の寒波が来ているのはネットニュースで見ていたが、きっとその関係だと思う。軽井沢もライブカメラを見ると積もったようだ。すごく積もったわけではなさそうだが……。
今日は一転して快晴。買い物に出てあちこちで迷う。丘陵地帯にあるこのエリア、道はまったく真っすぐではなく、行けそうな場所に到達できない。車が通れない急な階段道があちこちにある。そういう道は私が生まれた世田谷区の辺りにも多かったからどこか懐かしい。
軽井沢の自宅には、今回初めてウェブカメラというものを設置している。おかげで雪の様子や、猫がうろうろしているところなど、リアルタイムで見ることができるし、動きがあった時には音が鳴っておしえてくれる上に録画もしてくれるという便利もの。こんなに便利なものがあるなんて信じられないくらいだ。
たぶん海外にいても、ネットさえつながれば見ることができるのではないだろうか。ほんとに便利な時代になった。
わが家を離れようとしないらしい猫には、ご近所さんが様子を見たりしてくれている。ありがとうございます。
少しずつ過去旅の整理。
1988年初インド編
インドからネパールに戻って帰国編
この冬の間にどこまで行けるか。
『パチンコ』 ミン・ジン・リー
太平洋戦争時に朝鮮半島から日本に渡った主人公とその子、孫たちの大河小説。いわゆる在日を描いているが、とにかく読みやすく先が気になって上下巻をほぼ一気に読んだ。史実的に微妙な部分はあるが、基本的に大きな偏向はなく、多くを知り考えさせられる小説だった。しかしこのタイトルはちょっと、損をしているように思う。
☆4.2 翻訳だからかパール・バックの『大地』に雰囲気が似ていた
『いそぶえ』谷村志穂
伊勢の海女さんの物語。こちらも文章が平易で読みやすく、やはり先が気になってどんどん読んでしまう。主人公に係る男2人がどちらもイマイチでイライラしたり、自分の障害のある息子を従妹である主人公に押し付ける叔母とかなんじゃろか、的なことも多いけど、全編を通して流れる海に生きる人の強さの前にはどれもこれも小さなことに見えるから不思議。初めて読んだ作家だと思うが、他のものも読んでみたくなった。
☆4 特に神主! あんたはまぁほんとに煮え切らんから女が二人不幸になったがに!