一歩

この歳になってくると、なかなか一歩を踏み出すのが難しいな、と感じることが増えてきます。やらなきゃなと思っても、日々の雑事が多すぎて、私などは他の方たちに比べればきっと少ないほうだと思うのに、それでもてんやわんやの手一杯で。
そんな中、友人が一歩を踏み出す。
いきなり嵐に見舞われる。
それでも船出した、これから逆転してたくさんの幸いに恵まれますように!
(私にも・・・・・・w)

そうそう、私も少なくともこの半年、やらなきゃやらなきゃと思っていたことを、ようやくできました。
一つはまぁ、書くほどのこともないことで。
もう一つは、あぁこっちも書くほどのことでは・・・。
ほいでもやらなきゃならない、やりたいと思っていたことを出来たのはよかった。
そのうちの一つは、今週中にちょっと形にしたいなと思ってます。形にしたらお知らせしますね。

 

  また作ってみたかばん
これはナガ族の布を使ってみました。
ナガ族、インドとミャンマーの国境山岳地域に暮らしている民族で、基本は焼き畑農耕民族なんだけどもけっこう戦闘的な人々でもあり、かつては首狩りの風習もあったんだそうな。インド側ではナガランドという州を持っているけれども、どれほどの自治権があるのかは知りません。ミャンマー側ではずっと独立運動をしていたけど、政権も替わってどうなるかな?
そのナガの人々がブランケットとして織る木綿の布で、作ってみました。ミャンマーもずいぶん行ってないなぁ・・・。
子どもの頃に、『カチン族の首かご』という本を読んだことを思い出しました。太平洋戦争でビルマに派遣された軍人か軍属か、そんなような人が後に書いた子供向けの本。狩った首は干して小さくして腰にぶら下げる。はずなんだけど、いま考えたら頭蓋骨は縮まないんだから、骨は外すのかしらん? 写真もたくさんあったような記憶があります。本自体はとうの昔にどこかへ。
誰か大人に買ってもらったのだろうと思うのですが、
「何か本を買ってあげようか、何がいい?」
「じゃ、『カチン族の首かご』がいい」
「・・・・・・・・・・・・・」
というやり取りが想像されておかしいです。
私ってやっぱりおかしな子どもだったのかな?

  これは売り物じゃないですけど

解いた着物の生地で作ってみました。自分用だからベルトなんかはいたって普通のただの木綿。接着芯の感じとか、いろいろ試している最中なのです。これはかなりハードなものを貼ってみた。ちょっとハードすぎるかな・・・、という感触。接着芯なんて今まではあまり重視していなくて、特に服を作る際にはできれば使わない方向でやってきた、どうしてもの前立とか、そのへんのためにごくごく普通の薄地のを使っていただけなので、わからないことだらけ。それに接着芯って生地と違って、切って袋に入って売られていることが多く、触って確かめる機会も少ないと思うのですよね。
今度タイか日暮里あたりで見てみようと思ってます。

明日も寒い。ではまた