台風は去ったようなのに今日も一日しとしと雨。関西の方では大雨で大変だったようですね。
芥川賞に芸人のピースさん。ピース又吉さんというのかな? 読んでないので何とも言えないけど、そのうち読んでみたい。
直木賞の『流』という作品、どなたが取られたのか、名前を見ても読んだことがあるかどうか・・・、ないんじゃないかな、今日テレビで取り上げられていて、1970年代の台湾が舞台だそうで、しかも満票だったそうなので、こちらもぜひ読みたいな。戦後の台湾というと、あの映画の「悲情城市」が思い出されるけれど、それよりはだいぶ後の時代の話かな、いずれにしても台湾は日本が関わったことにより苦難の歴史をたどることになった国(ですらないという・・・)なので、ぜひ読んでみたいです。
このところ女性の受賞が続いた、あるいは目立ったので、今回は全員男性というのが新鮮でした。
ピースさんの本はさっそくミリオンになったそうで、芥川でミリオンって誰以来だろうね??? と考えたけどわからん。もしかして、村上龍まで遡ったりして・・・。そもそも芥川賞とミリオンは似合わないよな(笑)
出版不況と言われ続けて早30年。本当に本当に本も雑誌も売れないので、出版業界は大変だろうと思う。あとどれくらい活字の文化が生き残るのか、私にはわかりません。そのうちにすべてがデジタル化されるのかもしれないし。LPがCDになり、今やそれすら売れずにダウンロード販売が主になってきているのと同じで。
ずいぶん前の話で、私がまだライターの仕事をしていた頃に、某大手出版社の敏腕編集者の方にお会いしたことがありました。紹介してくれる人があり、いくつか企画を持って行ったんだけど、まぁ全部ボツでした。その時に聞かれた。
「もしあなたが編集者だったとして、無名の作家が書いたすばらしい作品と、有名な人が書いた、いや書いてすらいないゴミみたいな作品と、どちらを世に出したいですか?」
「すばらしい作品を出したいです」
「はい、あなたはクビです(笑)」
もちろん私だって答えはわかってたけど、まぁ私は編集者ではないから、夢のある方の答えを選びましたの。
売れている本のランキングなんか見ると、まともな本は殆どなかったりする。そういう中にまともな文芸作品が入っているとほんとにうれしい。
と言いつつ。
図書館で借りてきた本も読めずに返すことが多いこの頃。時間はあるのだけど、余裕がない。
明日はお天気持ち直して暑くなりそう、今日は21℃と肌寒かったです。ではまた~