『国銅』

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帚木蓬生の作品。医療問題を扱った作品が多い人ですが、この作品は歴史モノ。めずらしいなぁーと思って手に取りました。
奈良の大仏さんを作る話、です。ひとことで言えば。
遠い昔にどうやって銅が作られ、どうやってそれを都に運び、どのように大仏を作っていったのか、よくわかっておもしろかったです。
作品は徹底してひとりの工人の視点で描かれます。銅を精錬する場所で生まれ、当然のごとくそれを仕事とし、やがて徴用されて都に上り、大仏建立に従事した男。たくさんの人と出会い、別れながら、人として成長していく。そう、これは立派なビルドゥングス・ロマン小説なのでした。
評価は7点。
『悲鳴』 東直己
札幌を舞台にしたハードボイルド(?)小説。特に感想はなくていいでしょう。
評価は6点。語り口が私にはちょっとひっかかりましたです。あと、長すぎる。
『ゆりかごで眠れ』 垣根涼介
『ワイルド・ソウル』を読んだあとで何冊か読みましたが、どれも今ひとつ面白みを感じられなくて・・・。で、これは再び南米系。今度はコロンビア。ただしコロンビアの話はあまり出てきません。
おもしろかったですが、それ以上のものはなかったかな。
評価は6.5点。

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