山を下れば桜が・・・

わが家の庭ではようやくユキヤナギが芽吹き、クロッカスが咲き、ヨモギなどの雑草が新芽を出してきたところです。水仙もつぼみがわかる程度にまで成長してきましたが、開花はほど遠い感じです。
昨日、母が入院している群馬県の病院に行ってきました。碓氷バイパスを下りて横川あたりまで行くと、ソメイヨシノがちょうど開花を始めたところでした。その横ではまだ梅も咲いていました。
この桜前線が碓氷峠を登るのに、何日くらいかかるでしょうか。先日、テレビでやっていたのですが、下界(海抜ゼロ付近?)で咲いた桜が1000mまで登るのに、1ヶ月かかるそうです。とすると、4月の20日過ぎあたりになるのでしょうか・・・。例年とあまり変わらない、かな?
母は脊柱管狭窄症の手術を受けるために入院しています。きのうは術前の説明を同席して聞いてきました。
金属で脊柱を固定する手術をするようです。金属はチタン合金で、MRI も撮れるものだそうです。
その席で、私の狭窄症についても話題に上ったのですが、ドクターは「???」(ほんとに狭窄症ですか? ほんとですか?)という反応をされていました。想像するに、私が起こしている(らしい)椎間孔性の脊柱管狭窄症は判断がしにくいのと、私自身の年齢からして、若干疑いの余地があると考えられたのではないか、と思います。もちろん、腰から下肢にかけての痛みとしびれがある以上、何らかの形で神経が圧迫されているのは間違いないとは思いますが。
本当のところ、どこがどういう風に悪いんだろう? といつも疑問に思っています。狭窄なのか、股関節なのか、仙腸関節なのか? 全部? 筋肉? 骨? ・・・・・・
母が入院しているのは、脊髄脊柱専門の病院です。年間1500件ほどの手術を行っているそうです。毎日脊髄ばかり診ているドクターに、一度診てもらったほうがいいのかなと考えてしまいました。
腰椎の尾てい骨のちょっと上あたりが、まるで今から尻尾が生えてくるのではないか、と思うほど痛い日もあるので。特に車がダメで、車なしで暮らせない場所にいるから大変です。
腰痛や坐骨神経痛を抱えている方は少なくないと思うので、何かの参考にでもなればと長々書きました。
※4月4日にオープンします!※

4月4日に今年の営業を開始いたします

例年よりすこし遅くなりましたが、4月4日(水)からオープンいたします。
たいへん長らくお待たせしてしまい、申し訳ありませんでした。
下界は春とはいえ、軽井沢はまだ早春のたたずまいです。
寒い日の最高気温は10度以下ですので、どうぞ暖かい日を選んでお出かけいただきたいと思います。
今年もよろしくお願いいたします!

スカート作りました

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タイ北部で購入した手織りの木綿布があったので、簡単なタイトスカートを縫ってみました。横糸がかなり太くて硬い印象の布だったのですが、地直しのために洗ってアイロンをかけるとだいぶ柔らかくなりました。
ほとんど直線縫いだけですが、これでも一応、曲線断ちしてあります。その方がやっぱり綺麗に見えるんですよね。ウエスト部分にダーツを入れて、ちょっと足さばきがどうかなと思ったのでスリットも入れてみました。
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これはインドで購入した木綿です。木版染め。実は私、この系統の布にも目がなく、見つけると手当たり次第に購入してしまいます。
直線断ちの直線縫い。幅にゆとりがあるので、スリットもなし。いちばん簡単な作り方です。素材がいいので、簡単でも結構ステキに見えますでしょ?(強要)
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ゴムスカートばかりではつまらないので、ラップも作ってみました。
ダーツをたくさん入れたので、ウエスト部分のもたつきも抑えられ、すっきり着られると思います。生地が厚手のため若干不安がありましたが、完成してみたらスッキリきれいにまとまりました。
1階ではロバ氏が商品のストール類にアイロンをかけています。私は2階でミシンを使ったりアイロンをかけたり。すっかり布屋の日常になってきました。
すこし暖かくなってきましたし、近日中にオープンできそうです。

花屋根スタート!

予報では今日の午後から雨になるということだったので、午前中に「えいやっ!」と、パンジー,ビオラ,デージー合わせて250株ほどを屋根に植えました。ロバも手伝ってくれたので、両方の屋根で2時間強。例年よりはラクできました。
先日、屋根の枯れ草処理をしたロバに、「なんか芽は出てた?」と聞くと、「いや、何も」との答え。そんなはずは・・・、と疑問に思いながら数日過ごし、今日登ってみたならばー、パンジーとビオラの小さな苗がけっこうびっしり出てるじゃないですか。いったい、どこの何を見てるんでしょうね。ふたつの屋根で1株ずつ、けなげに花を咲かせているのもありました。
毎年こぼれ種でどんどん増え、そのうち植え付けをしなくても勝手に咲き誇るようになるのが理想でしたが、だんだん近づいているのかも。うれしいです。
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これは昨日の霧の様子。
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収穫したフキノトウ。
大部分はお隣さま行き。
わが家はほんの数個をてんぷらにして食べましたが、早速デトックス効果が表れました(笑)。
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コーネリアンチェリーの蕾。
何日か前に石灰硫黄合剤を撒いたのですが、遅すぎたかと心配しています。このまま咲いてくれるといいのですが。
咲くとしたら、間違いなくわが家でいちばん早い花になりそうです。
ではまた

カメラを持って

風が少し強かったけれど、暖かい1日でした。
タイトルどおり、今日はカメラを持って庭をうろうろ。
よく他の人のブログを見ていて、いちばん思うのは、よくぞ皆さんカメラをいつも持っておられる、ということです。私はあまり写真を撮りません。カメラは好きでときどき「欲しい病」にかかるのに、では実際に毎日手元から離さないほど愛用しているかというと、決してそうではありません。反省。
毎日夕方になると思うのです。
あ、今日も何も撮らずに過ぎていったな、と。
何か作業をしたらしたで、その時はもうそれだけで頭が一杯で、これを写真に撮っておこう、と思いつかないんですよね。
脳のキャパが少ない、ということでしょうか(笑)。
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フキノトウ。東京では6個パック300円ほどで売られている? らしいです。軽井沢のツルヤでも売っています。ヒマラヤハウスでは売っていません。
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スイセンもこんなに大きくなってきました。
まだ花芽は見えませんが。
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こんな感じでクロッカスが満開です。
でもこれは母屋の南庭で日当たりがいい場所だから。
店の前のクロッカスは、まだ発芽したばかりです。
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このところ、またお腹の調子が悪いテツ。
太りそうで、なかなか太りません。
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君はちょっと太りすぎじゃないのかな?
お利口そうな顔をしてみているウメ。
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満身創痍というか、疲労困憊というか、そんな雰囲気はありますが、
ともかく冬を乗り越えて花を咲かせたパンジーです。
今週末は軽井沢方面、雨の予報です。
そのようなわけで、開店はさらに延期いたします。

庭掃除はじめました

ようやく寒気団が遠ざかり、軽井沢も10度ほどになりました。
開店準備もそろそろ本腰を入れなければなりません。というわけで、ロバが店内を、私はガーデンを担当し、掃除やら建具の移動やら。
雪の多い年はまだガーデンは雪の下、ということもあるのですが、今年はもうまったく残っていません。
私のほうは、ブロアーと熊手とハサミを持って右往左往。落ち葉をブロアーで吹き飛ばせばいちばん簡単なのですが、枯れた草などがあれば引っかかってどうしようもないので、熊手で引っかいたり、ハサミで草をちょんぎったり、するわけです。
おまけに先日イノシシが暴れまわった跡は、土が露出しているので、ちょっと吹くと土が飛んでもう大変。落ち葉をどかして、ようやく被害の全貌が明らかになりましたが、まぁーやってくれたわ・・・。バラが無事であったのが奇跡のようです。ほかの宿根草は軒並み根を起こされてしまい、果たしてどのくらい無事なのかわかりません・・・。
そんなわけで久々に仕事をしました。このところ、本しか読んでないのかコイツ、的日々だったので、自分でも少しは世間様に対し「すまぬな」と思っていたのです。でも今日は堂々と、また読書。
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『愚か者、死すべし』原りょう(出ないんですね、この字。遼のしんにゅうを取った部分)。
何を読んでもいいですね、この作家。私は大好きです。ともかく会話のセリフが「気がきいてる」。探偵・沢崎も相変わらずかっこいい。この人、寡作なんですが、それもまたいいですね。藤原伊織と共通点がありますね。
評価するのはしのびないんですが、9点。
『殺人の門』 東野圭吾
その前に読んでいた小説。読んでいる最中はずっと「あー、何でわからないんだお前は、また騙されてるじゃないか、バカバカバカ!」と思わされ、最後は救いのない結末。うーん・・・。東野圭吾、うまいのですが、うますぎて欠点がないってのも1つの欠点になりそうな、そんな気もしてきました。
評価は7点

種の背中

頼んでいたゲラニウムの種が届きました。
ゲラニウムは発芽しにくい植物らしく、種はほとんど売られていません。
で、取り寄せました。発芽のさせ方も詳しく載っていたので。
今回購入したのは次の5点。
ゲラニウム・オクソニアヌム・ミックス 発芽は冷蔵庫の中
ゲラニウム・サンギネウム・アルバム 発芽適温15℃以下
ゲラニウム・タランスバイカリクム 発芽適温20℃前後
ゲラニウム・ピレネカム・アルバム 発芽適温20℃以下
ゲラニウム・アスホデロイデス 発芽適温20℃以上
これに、前に別のところで購入したプラテンセ・ストリアテュム 発芽適温20℃前後も加えます。
さて、ピレネカムは殻をかぶったままなので、まずこれをはずします。ゴマの殻をはずす感じ。小学生にやらせたい。大人の手ではちょっと・・・。うちの夫じゃまず無理です。
次に、今日蒔くのは上から2番目までの2種類。
これを、ピンセットでつまんで、背中を紙やすりでこすって傷をつける、のです。
ゴマをピンセットでつまんで紙やすりにこすりつける場面をご想像ください。
ものすごく大変でした。いくつか行方不明にもなりました。
なんとか傷らしきものをつけて、水につけます。まくのは夜になってからです。
それにしても、おそろしいのは、今日殻をとったピレネカム。
こいつはゴマですらなく、ケシに近い。
こいつのおへそを探し、背中を見極め、ピンセットでつまんで・・・・・・。
小人、カモーン!
開店遅れております。今週はまだ寒気が居座るらしく、様子を見ています。

真夏の島に咲く花は

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『真夏の島に咲く花は』 垣根涼介
フィジー島を舞台にした群像劇。
この著者の作品にしては、おとなしいです(笑)。誰も死なない。
悪くはないが、特におすすめでもない、という感じでしょうか。
篠田節子の『コンタクト・ゾーン』を思い出してしまいました。
評価は6.5点
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『相克の森』 熊谷達也
著者お得意のマタギもの。ただし主人公を若い女性にしたので、大変だったんじゃないかと思いました。軽井沢のリゾートホテルや、そこで自然保護活動をしているNPOなんかも出てきて、そこらへんはちょっと別の意味で面白かったです。このへんでも出ますからね、ツキノワグマ。わが家は先週イノシシがガーデンに乱入し、地雷が4つほど爆発したのか、というような惨状です・・・(関係ないですね)。
評価は6.5点
もうひとつ、『まほろばの疾風』(熊谷達也)という作品も読みかけたのですが、どういうわけだか読みすすめる気が失せてしまいました。春だから?

開店遅れます

先日、3月20日に開店しますとお伝えしたばかりですが。
寒波襲来のため、もう少し様子を見て開店することにします。
何しろ今朝は氷点下10度前後まで下がり、日中も1~2度の予報。
これでは寒すぎます。
森の中の丸太小屋で、暖房も完全ではなく、お客さんに寒い思いをさせるのはしのびませんので・・・・・・。
それと、商品である布たちにも、夜間に氷点下をあまり体験させたくないので。
申しわけありません。
今しばらくお待ちください。

『ワルボロ』、『岡山女』

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『ワルボロ』 ゲッツ板谷
この本を読んでいたら、遊びに来た友人が、「ゲッツ・・・。ふーん。あの、黄色い人?」と言いながら、両手で指差してみせた。
いーえ、そっちのゲッツじゃありません。物書きの、ゲッツです。
1964年生まれのゲッツ氏の、荒れ荒れ中学時代を熱く語った自伝小説。最初から最後までケンカしまくり。パチキ(頭突きのことらしい)かましまくり。
笑えました。
ちょっと泣けました。
『岸和田少年愚連隊』にすごく近いですね。
自分のクラスにもいた、ボンタンはいてイキがってた男の子や、スカートひきずってた女の子たちのことを、ちょっと思い出しました。みんな今何やってんのかな。
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『岡山女』 岩井志麻子
ホラーの短編集です。『ぼっけぇ、きょうてぇ』の作者ですから、これもおどろおどろしい世界の話ばかり。死霊より生霊より、いちばん怖いのは生きている人間・・・。