『真夏の島に咲く花は』 垣根涼介
フィジー島を舞台にした群像劇。
この著者の作品にしては、おとなしいです(笑)。誰も死なない。
悪くはないが、特におすすめでもない、という感じでしょうか。
篠田節子の『コンタクト・ゾーン』を思い出してしまいました。
評価は6.5点
『相克の森』 熊谷達也
著者お得意のマタギもの。ただし主人公を若い女性にしたので、大変だったんじゃないかと思いました。軽井沢のリゾートホテルや、そこで自然保護活動をしているNPOなんかも出てきて、そこらへんはちょっと別の意味で面白かったです。このへんでも出ますからね、ツキノワグマ。わが家は先週イノシシがガーデンに乱入し、地雷が4つほど爆発したのか、というような惨状です・・・(関係ないですね)。
評価は6.5点
もうひとつ、『まほろばの疾風』(熊谷達也)という作品も読みかけたのですが、どういうわけだか読みすすめる気が失せてしまいました。春だから?
投稿者: yamane
開店遅れます
先日、3月20日に開店しますとお伝えしたばかりですが。
寒波襲来のため、もう少し様子を見て開店することにします。
何しろ今朝は氷点下10度前後まで下がり、日中も1~2度の予報。
これでは寒すぎます。
森の中の丸太小屋で、暖房も完全ではなく、お客さんに寒い思いをさせるのはしのびませんので・・・・・・。
それと、商品である布たちにも、夜間に氷点下をあまり体験させたくないので。
申しわけありません。
今しばらくお待ちください。
『ワルボロ』、『岡山女』
『ワルボロ』 ゲッツ板谷
この本を読んでいたら、遊びに来た友人が、「ゲッツ・・・。ふーん。あの、黄色い人?」と言いながら、両手で指差してみせた。
いーえ、そっちのゲッツじゃありません。物書きの、ゲッツです。
1964年生まれのゲッツ氏の、荒れ荒れ中学時代を熱く語った自伝小説。最初から最後までケンカしまくり。パチキ(頭突きのことらしい)かましまくり。
笑えました。
ちょっと泣けました。
『岸和田少年愚連隊』にすごく近いですね。
自分のクラスにもいた、ボンタンはいてイキがってた男の子や、スカートひきずってた女の子たちのことを、ちょっと思い出しました。みんな今何やってんのかな。
『岡山女』 岩井志麻子
ホラーの短編集です。『ぼっけぇ、きょうてぇ』の作者ですから、これもおどろおどろしい世界の話ばかり。死霊より生霊より、いちばん怖いのは生きている人間・・・。
ブログ一応復旧しました
画像が全部飛んでいましたが、ある程度復旧させることができました。まだ一部、アーカイブ(過去記事)部分で画像が表示できない部分がありますが、これはもう、目をつぶっていただくということで・・・・・・(笑)。
全国的に冬に逆戻り。
軽井沢も今ごろになって真冬です。最高気温6度以下の日が続いています。明日がぐっと冷えそうですね。
今ごろ真冬がやってきた
ホームページをリニューアルしました。
今までよりもさらに何もない、簡素なものになりましたが、どんなもんでしょう?
ようやく少し、整理がついてきたかなと自分では思うのですが・・・(笑)。
さて。
今朝5時の気温はマイナス7度で、これ自体はまぁさほどでもないんですが、全国低温10傑に久しぶりに入ってました。今年はほとんどここに入らなくて、なんとなく寂しい・・・、つまんない・・・、ような気もしていたのです。
日中も風が強く、最高気温はここ何日か2度とか3度とか。今ごろ真冬ですよ。今週はこんな調子が続きそうです。去年と似てきたなー、やだやだ。
ところで、今年の営業再開日を決めました。
3月20日 です。
まだ寒いので、センターの棟だけを開ける予定です。
すごくあったかい日がありましたら、お出かけください。寒い日は・・・、お客様も店主も苦しみまする・・・・・・。
それと、このブログの画像が見えていません。現在、原因究明中です。そのうち復旧すると思いますので、今しばらくのご猶予を。
こんなところに
思いがけない場所で、クロッカスが咲いていました。今年の一番乗りです。
昨年の夏、イノシシが庭と畑に来襲し、かなりの植物が根こそぎやられましたが、クロッカスもそのひとつ。そのため、いつもよく咲いていた花壇の石積みの周りには、まだ芽も確認できません。
ところが、ちょっと離れた野芝の中で、咲いているのを今日発見。
こんなところに今まであったかな。
もしかすると、イノシシがかき回したときに、こっちに飛んだのかも。
なんにしてもうれしい、春いちばんの花ですね。
輝くようなオレンジ色がまた、なんともいえません。
ここ何日かは最低気温も氷点下8度前後まで下がっていますが、ともかくこうして一歩ずつ春が近づいてきているわけです。
『国銅』
帚木蓬生の作品。医療問題を扱った作品が多い人ですが、この作品は歴史モノ。めずらしいなぁーと思って手に取りました。
奈良の大仏さんを作る話、です。ひとことで言えば。
遠い昔にどうやって銅が作られ、どうやってそれを都に運び、どのように大仏を作っていったのか、よくわかっておもしろかったです。
作品は徹底してひとりの工人の視点で描かれます。銅を精錬する場所で生まれ、当然のごとくそれを仕事とし、やがて徴用されて都に上り、大仏建立に従事した男。たくさんの人と出会い、別れながら、人として成長していく。そう、これは立派なビルドゥングス・ロマン小説なのでした。
評価は7点。
『悲鳴』 東直己
札幌を舞台にしたハードボイルド(?)小説。特に感想はなくていいでしょう。
評価は6点。語り口が私にはちょっとひっかかりましたです。あと、長すぎる。
『ゆりかごで眠れ』 垣根涼介
『ワイルド・ソウル』を読んだあとで何冊か読みましたが、どれも今ひとつ面白みを感じられなくて・・・。で、これは再び南米系。今度はコロンビア。ただしコロンビアの話はあまり出てきません。
おもしろかったですが、それ以上のものはなかったかな。
評価は6.5点。
久しぶりに縫い仕事
去年、裁断までやって放り出していたパンツがあったので、作っちゃいました。
パンツを最後まで縫ったのは初めてかも・・・(笑)。
やっぱりスカートに比べると格段に手間がかかります。脇ポケットも2個付けたし、昨日、今日で4~5時間かかったかも(もっとかも)。
じゃーん。
どこにも苦労の跡がしのばれないじゃないか・・・。
縫っている最中からなんか嫌な予感がしていたのですが、できてみたら案の定、ヒップがパツパツでした。着るときだけなんですが、ウエストゴムなのでヒップを通過させるときがね。
型紙でよくよく実寸をはかったら、ウエスト部分が84センチしかない。もちろんウエストはこれでオッケーなのですが、ヒップを通過させるにはちょっと・・・。本のとおりに型紙をとって作ったのですがねー。この作者、ほんとにこの型紙で作ったのかな、はなはだ疑問。
おまけに、脇ポケットを、何を勘違いしたのか片方前後逆につけちゃったのが発覚しました! 自分用だからまぁいいです、やり直しのもめんどうだし。飛行機に乗るときに楽なパンツを作りたいなと思って始めた仕事だったので、ま、よしってことで。
そろそろ開店の準備を始めなければいけないし、また作品を縫っていこうかと思ってます。腰の調子がいいときに、ですが(笑・イタタ)。
そして、警官は奔る
『そして、警官は奔る』日明恩
前作がある作品だったけど、またまた初体験の作家。
リー・ミン・ウンという名の中国人か、リ・ミョン・ネ(うそばっか?)という名の韓国人か、だと思った。夫も同じ意見。
たちもり・めぐみ。と読むんだそうだ。本当にそう読めるというか、読ませていいのだろうか。こういう苗字、実在するのかな。
話としては、いわゆる警察小説でした。不法滞在外国人の子供の国籍問題や、児童ポルノの問題が絡んでます。
ただ、登場人物に感情移入できなかったです。
クソ誠実でクソ真面目で誰にでも直立不動で頭を下げなきゃすまない主人公にも、その正反対にやたら軽くてお調子者の元上司にも、ヤな人間として描かれる相棒にも、いまひとつだったです。特にその相棒の「ヤさ加減」が、およそこの世で起こりうる最悪の不幸な事件が理由である、という、そのわかりやすい落とし方も気になると言えば気になりました。
一生懸命に調べて書いた、ということは最大級の敬意をもって認めます。
評価は6点ちょいマイナス
ブログ着替えてみました
みなさんこんにちは!
3月になり、めっきり春めいてきました。
特にここ2日ほどはすっごく暖かく、鳥のさえずりも今までとは違って聞こえます。もちろん、まだまだ寒の戻りもあるでしょうし、軽井沢の冬は「ここからが長い」のですが、ちょこっと気分転換したいなぁと思いまして、ブログ着替えました。
実はいま、本家ホームページもリニューアルしている最中です。
それに合わせるような白ベースでシンプルなものを探していて、
昨日は全ブログをNucleusからMTへ移行させようかと思い、いろいろやっていたのですが、ちょっとうまくいきませんでした。MTはめんどくさいですね、もう完全に手を引こうと思います(何度も思ったはずなのですが・・・)。
Nucleusというこのブログソフトは、デザインがあまりなくて、まぁ基本的にこれを使う人は自分で作れる人だから、なんでしょうけど、私のような素人には作れないので、親切に配ってくれる人からもらうんです。
で、ちょっと色などを変えてみました。春なので萌黄色など使ってあそびました。cssはすぐにご機嫌斜めになるので、おかしいなと思ったらいったんやめて、やり直すとすんなり行ったり(3~4度目でしたが)しました。ここは自分の覚え用。
では、今後ともよろしく願います!