そして、警官は奔る

『そして、警官は奔る』日明恩
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前作がある作品だったけど、またまた初体験の作家。
リー・ミン・ウンという名の中国人か、リ・ミョン・ネ(うそばっか?)という名の韓国人か、だと思った。夫も同じ意見。
たちもり・めぐみ。と読むんだそうだ。本当にそう読めるというか、読ませていいのだろうか。こういう苗字、実在するのかな。
話としては、いわゆる警察小説でした。不法滞在外国人の子供の国籍問題や、児童ポルノの問題が絡んでます。
ただ、登場人物に感情移入できなかったです。
クソ誠実でクソ真面目で誰にでも直立不動で頭を下げなきゃすまない主人公にも、その正反対にやたら軽くてお調子者の元上司にも、ヤな人間として描かれる相棒にも、いまひとつだったです。特にその相棒の「ヤさ加減」が、およそこの世で起こりうる最悪の不幸な事件が理由である、という、そのわかりやすい落とし方も気になると言えば気になりました。
一生懸命に調べて書いた、ということは最大級の敬意をもって認めます。
評価は6点ちょいマイナス

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