ゲリラ豪雨&雹

昨日は一日雨、今日は晴れたり曇ったりだが気温が低い。寒いなぁと思いながら工房にいたら、降ってきた気配。そしてカンカンという高い音がする。え、と外を見たら雹が降っていた。
最初の雹は5分くらいで止んだと思う。
止んだのを確認してから工房に戻り仕事していたら、カンカンという音が始まった。外を見たら土砂降りの雨と雹。

 こんな感じ

畑に置いていた苗の容器を慌てて取りに行った。

 うわぁこりゃあかん!

 植木鉢にも

 冬ですか雪ですか

 サッシの溝にも

 大事にしてた花苗も

 ナスもボロボロ

 今朝食べ始めたレタス死亡
わずかでも食べてからでよかったよ

 すごい景色

雨も土砂降りで、今年せっかく整備していたところの土をみんな持って行かれた感じ。緩く傾斜があるので、大雨が降るとこうなってしまう。土留めに色々と植えてはいるのだけど、そんなものを上回る雨の量だった。

テレビが映らないから県内の状況はわからないけど、この地域の畑の被害は甚大なのじゃないかな。レタスやキャベツは雹に穴を開けられるとアウトだから。見てくれだけじゃなく、そこから腐っちゃうから……。
わが家の高価な接ぎ木苗もこんなにボロボロになって再生するんだろうか。いや参りましたびっくりしました。自然には敵わないね。

明日見回ったら畑も庭もえらいことになっていると思う。
因みに雹は溶けずに庭は夜になっても白いまま。家が氷に包囲されているから寒い。餌がうまく確保できなかったのかキジトラが来て鳴いているので、梅の残したご飯をやった。寒いし大変。でも居場所の確保はできている模様だからまぁ安心して見守っている。

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今日工房で、前回のコンサート「結果オーライ」のCDを聴いてたんだけど。アンコールの最後の曲が今回の最初の曲「はじめまして」で、そのことは知っていたのに、「おぉつながった!」と初めて感じたというか納得したというか得心したというか。
この遅さこそが私だな。
みゆきさんの季節が終わりました。
ではまた

 

白く細い道

快晴の軽井沢、今日から6月ですね!

昨日はまたまた東京へ。夜はみゆきさん(終了したのでもう書いていいだろうと(^^;)のコンサート、その前に久々に会う友人と「たまには文化的な刺激を受けたいわね」っつうことで、上野の国立博物館へ。「たまには」って、私の場合、ここに行くのは初めてではないか? っていうくらい文化から離れておりますけれども。

やっていたのは「法然と極楽浄土展」。私も友人も仏教オタではないからほぼ知識なく展示を見た。たくさんの仏像や古文書や絵巻物などがあり、ものすごく見応えがあった。2時間弱で余裕やろと思ってたけど全然足りない。一般展示の方にもちょうど仏教系のものがあったのに、時間が足りずに友人には申し訳ないことを……。

で、タイトルですが。
会場入って割とすぐにあった展示物に強い印象を受けました。
「二河白道図」という掛け軸のようになっている絵で、その説明に
「怒りと執着の間にある白く細い道を迷わず歩めば極楽に至る」的なことが書いてありました。確かに、絵としては左側に真っ赤な四角があってそれは怒りなんだろうと。並んで右側には青(?)の四角、そこには男が一人と色々なモノが描かれている、これは執着なんだろうと。その二つの四角の間に隙間があり、これが白い道(たぶん)、それを上に辿ると阿弥陀如来が手下(!)を引き連れてお迎えに来ているという。ありがたい絵なのでございます。
真言とはまさにこのことだな! と思いまして。
私のような凡愚は怒りと執着をひたすら行き来するばかりで、間にある白い道になんか気付きもせずに生きているのだなと。
これから先、忘れずにいたい言葉だと思った。いつか私もこのような境地に至ってみたいものだ……ぜ。
今(いつもか)迷いの中にいる感じなので、このタイミングでこれ! 誘ってくれた友人本当にありがとう!

二河白道図

(私が見たのがこれかどうかは定かではないけど)

あとすごく素敵な阿弥陀如来像(立像)さんも来てみえたので、行く価値ありです。不信心で不心得者の私にも、拝みたい気持ちにさせる仏像でした。日本中に散在しているもの(戦火もくぐり抜け)が一堂に会する機会ってやはり貴重だし、すばらしい。6/9までやっています。

あともうひとつ付け足すと、この白い道は、死んじゃった後の話なのかもしれません。魂が浄土に行く際に怒りや執着が邪魔してくるけど、「ただまっすぐに光のほうに行け」という、チベットの死者の経典にも出てくるそういう話なのかもしれない、と思いました。

そして友人と別れたあとは国際フォーラムへ。後ろから4列目というすばらしい! 全体を俯瞰できるナイスな席で鑑賞してきた。前回見逃した「ひまわり」の時の左腕につけている謎の何か、も何とか双眼鏡で(たぶん最初で最後!)見ることができ、なるほどと。「心音」の最後も刺さった、ただ光がこっちにも来てくれてたらもっと刺さったと思う(笑)。
こちらの隣席友人にはごめん遠くて!

前回コンサートをコロナのせいで見られなかった私にとっては5年ぶりの生みゆきさん。互いに元気でいてこそ。今回歌が聴けて本当にうれしかった。遠くても近くてもただただ幸せな時間だった。会場でお会いできた皆様も、どうぞお元気で、次の機会にまた!

歩め (怒りや執着を捨てて、捨てられんけどできるだけ捨てて)
行け (未来へ)

ではまた

追)

博物館の券売機、クレカでチケット買おうとしたらなぜか2枚買ったことになっちまい、友人に現金で買い取ってもらうことに……(^^;
館内の機械でドリンクを買おうとしたらpaypayがいけそうで、よっしゃと自分のpaypayを開いて機械にくっつけたら、モバスイで買えてた(^^;
怒りを捨てよ!(機械が悪いんですよ笑)(もっと悪いのはバカな自分)