デザインを考える時、「うん、これだ、こうしよう!」と決めるのはいいのですが、それが大いに矛盾のあるデザインだったりする、こともあります。たまにですけどね^^;
今回も、そんなことにあいなりました。
ミャンマーのロンジー
似たような感じの格子柄、2種類を使って身頃毎に色違いのパンツを作ろうと。
ここまでは別に矛盾はないのですけれども、裾部分をカッティングで細くするか、それとも別の方法で細くするか悩んだ末に、
「よし、タックを入れよう」と思ったわけです。
カッティングで細くするのは自分のパターンの中にいくつもあり、違う方法でやろうかなと。まぁタックを入れたことも過去にはあるんですけど。
別に細くしなくたっていいのですが、今回はどうしても、細くしたいと思ったわけなんですね。理由は特にない、かわいいと思った。
で、タックを入れる時に、よせばいいのに、斜めに入れたわけですよ。
そうするとどうなるかっていうと・・・。
その部分の写真は撮ってないけど、つまるところ、絶対に三つ折りでは始末できない状態になる。三つ折りで始末できないなら、バイアスでパイピングって普通は考えるんですけど、外・内共に縫い合わせ線のエンドの所に、今回最大の矛盾が生じてしまい、つまりまっすぐじゃない状態になったのでパイピングもできない。
ってことで、泣きながらパーツ毎に先にパイピング、その後縫い合わせという、通常はやらない順序での縫製になりました。
まぁ、泣きながらっていうか。
面白かったのは面白かったのですが。
モノすごく時間がかかりまして・・・。
そもそも4枚裁ちなのでね(2枚裁ちのことも多いです)。
パイピングの仕上げ
落としミシンというのか、キワ・ミシンというのか。とにかくこの、かぶせた生地のすぐ横に、表から見えないくらいのキワキワにミシンの針を落としていくという高度なテクニック(笑)でございます。たまに乗っちまったり、裏側で外れていたり、ということもしばしば起こりうる場面。あぁ・・・。
そもそも視力が落ちているので、ここんところはルーペめがねも併用して針先凝視しながらいきました。
何とかできました。写真は明日以降。
と、こんな作業もできるくらいに、めまいは改善されつつあります。横になった時、起きてすぐ、はまだ出ますが、しばらくするとおさまるので、ずいぶん楽になりました。動悸はかなり頻繁にあるので、まだまだ続くようなら一度、心電図ですかね。
もみじ(かえで?)
きれいに紅葉しました。
この土地にもともとあったもので、小さな苗木をここに移植してから20年くらい経つのかな。容赦なく剪定しているのでこの大きさ。
寒くなってきました。ではまた