初めての、ULザック自作


生まれて初めてザック作った!

知恵熱が出そうでした。
もっとシンプルな形にしようと最初は考えたのですが、サイドにポケットがあれば便利だなとか、ストックを挿して固定できるようにしたら便利とか、いろいろ考えたらややこしい形になっちゃった。
ややこしいのはサイド部分かな。底の部分とうまくくっつけるのに半円になってて、そこにポケットも配したもんだからえれぇめんどくさいことになりましたが、力技でなんとか押し込みました^^;
ちょっとわかりにくいかもですが、黄色い部分がもっと上に伸びて、そこにコードが入っててぎゅっと巾着のように絞れます。それを適当にくるっと丸めて、真ん中の黒いバンドで止めてます。

計算では本体だけで24Lくらい。エクステを伸ばすともっと入る。写真で黄色い部分がエクステなので、普段は26Lくらいで使う感じかな。
雨蓋のない形、最近こういうのがメーカーからも出てきてるんですね。少し前にアウトレットに行った時、どこかで見ました。
いいの、降ったら歩かないもん。
歩いてて降ってきちゃったら、ビニール袋でもかぶせときゃ平気^^;


背中側。
ここが大変だろうなと(ショルダーベルト付けたりするから)思ってましたが、意外とすんなりいった。前面のほうが大変だった(間違えて思いっきりほどく工程が増えたせいもある)。


ショルダーベルト付けている図。
別布で押さえる、という方法を取ったのだけど、よく考えてみたら、この部分折り返してこのように補強することもできたかも、いやできる。そうすればよかったな。次回そうします。


しつけ、しつけ、しつけ・・・
この時点で見えている縫い代は、すべてグログランテープという幅2センチのテープでくるんで縫い付けて補強しました。


本体部分ほぼ完成したところ。ポケットの口の紐は、3ミリのかっこいいコードを通す予定だったのに、ハトメを通過させることができなくて、ただの紐になってしまいました。


秘技・ハトロン紙縫い
縫う人なら誰でも知ってる、超薄物を縫う時にはハトロン紙、です。
この部分はシルナイロンという、私が今まで縫った中では最も薄く、そして滑る素材。ハトロン紙なしでは縫製は難しい。

こういう極薄素材を縫う時には、
抑え=弱め
糸=弱め(特に下糸)
あと、あるならテフロン押さえ(私は持ってない)、薄物押さえ、薄物用の縫い板、があるとよいです。

UL、ウルトラライト(登山)という言葉は、たまに見聞きしたこともあったけど、自分が作ろうとまでは思わなかった今まで。
今年、なぜか急にその気になり(山を再開したからかと)、アメリカから生地を取り寄せたのが2~3月。その後必要な各種パーツを少しずつ買い集めて、ようやく取りかかり、完成させることができました。
初めてのことで、型紙も資料もなく、ネットでいろんな画像を見ては参考にしながら作ったので大変でしたけど、楽しかった!
また作りたいと思いまーす。

あ、忘れてた。
重さは310g でした。
300を切る予定だったので惜しい!
とにかく、生地以外にたくさんのパーツ(テープ類やプラスチック)が必要で、軽くするにはそれをなくしちゃえばいいんだけどね^^;

ちょっと色が・・・。
この生地、もうちょっと茶っぽいベージュだった(TAN)、というかそういう色に見えたから買ったんだけど、思いっきりただのベージュだった・・・。
でもまぁエクステに使いたかったオレンジイエローを使えた(バランスとか考えずにとにかく使った)のでいいことにしよう。

今日の軽井沢は一日雨で肌寒かったです。
週末悪天が多く、なかなか山に行けませんにゃ・・・。
ではまた